6/12/2022, 3:09:29 PM
やっぱ好き、君が好き
何だか跳ね上がってしまうほどに有頂天で
どきどきと腫れ上がった胸のぱちぱち弾ける感触が
好きで、好きで、やっぱり好きです
とくとくと心に愛を混ぜて注いでくれた君がね
やっぱり大好きです
6/12/2022, 6:01:34 AM
水でうんと薄めた、濁る空を見据えて
ぷかぷかと風とたゆたうミント色のカーテンのように揺らぐきみと
陽をたっぷり吸い込んだグラスのくらりとした光に見とれて
僕はふと自分の食んでいたアイスクリームの味を忘れる
ぽたぽた、と手のひらから続いて落ちた雨色のソーダアイスは
お気に入りのスニーカーと跳ねあがった鮮やかな水溜まりのよう
瓶に詰められた飴玉をひとつつまんでみるように
きみの綺麗な色を掬ってみる
ふと空が透き通って見えて、街に出たくなった
6/11/2022, 7:29:04 AM
ひょろりと長い背丈に脆そうな手足に
うんと大きい愛を背負ったあなた
見つめた瞳から青空が透き通って見えるあなた
憧れて、追いかけて
追い付かずちいさく見えたあなたの背中に背負われていたい
焼けきれそうな空にたっぷりとばらまかれた雲とともに
影を赤くしたあなたの
雲とくゆる空のような柔らかい鼻歌がすきだ
やっぱり好きだ
6/8/2022, 3:29:47 PM
ああ貴方に会いたい
薄靄の降り積もる教会で
すうと後退り、言葉を上滑りさせる僕を
その揺らぎをもつ瞳を、
なんだかこの世のものとは思えないほど端整で、秀麗で
ぐうっと喉を掴まれたかのように、そのまま捻られたかのように
言葉が引っ掛かってつっかかって仕方がない
狂おしいほど愛しい
6/8/2022, 9:24:26 AM
優しい君にがんじがらめにされた脳天の奥で
喉を這いずった音にならない声と
生ぬるい体温にすがる僕の身体
未来を強請ったところで、後味が苦いことくらい知ってる
けどね、最後まで味わってよ