MumU

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5/9/2025, 2:55:42 AM

**届かない**

夜空に伸ばした指先は
あの星に届くことなく
ただ冷たい空気をなぞり
ため息とともに溶けてゆく

声を響かせても
波のように飲み込まれ
君の耳まで届かぬまま
静かに夜は更けてゆく

手を伸ばせばすぐそこに
あるはずの温もりなのに
まるで幻のように
指の隙間をすり抜ける

それでも
もう一度だけ
届かぬと知りながら
光の欠片を追いかける

5/7/2025, 10:30:30 PM

**木漏れ日**

木洩れ日の揺れる小径
そっと頬を撫でる光
風のささやきに溶けて
時の波へと舞い上がる

緑のカーテンの隙間から
優しくこぼれる陽の雫
まるで誰かの微笑みのように
心の奥を温めてゆく

歩みを止めたその瞬間
世界はただ静かに息をして
光と影が奏でる調べ
心にそっと染み渡る

5/6/2025, 10:28:10 PM

**君に捧ぐ愛の詩**

そっと触れた指先に
君のぬくもり感じたら
時が止まるようで
ただ、そばにいたくて

星が瞬く夜空の下
君と歩いたこの道を
ずっとずっと忘れない
愛しい時間を抱きしめて

君の笑顔が僕の光
どんな闇も照らしてくれる
この想いが届くなら
ずっと君のそばにいるよ

5/5/2025, 12:18:36 PM

**手紙を開くと**

手紙を開くと
過ぎた日々がそっと微笑む
紙の上のインクの波
時を越えた声が響く

封を切る指先に
少しの躊躇と期待が混ざる
そこに綴られた想いは
今も変わらず息づいて

遠く離れた誰かの心
言葉に乗せてそばに来る
手紙を開くと
あの日の温もりが蘇る

5/4/2025, 12:31:58 PM

**すれ違う瞳**
交差する視線、言葉を持たぬ会話
街のざはずのぬくもりは
指先からこぼれ落ちた

見つめ合う一瞬の永遠
けれど、足はもう未来へ向かっている
何も言わず、何も残さず
それでも心の奥で燃え続ける
すれ違いの煌めき

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