私はそんな目に見えないものを信じられない。だって人間じゃないか。いつ貴方がこの手を離すかなんてわからない。そんなもの信じられるか。もう、ぼろぼろなんだから。
『絆』2023/03/06
薄暗いどんよりとした空を想像するだろうか。
物憂げというと、なんとなーく気が乗らなくて頑張れないなとかを感じさせる言葉だ。そんな空を表すのは曇り空だと一般的には考えられる。私の場合はどうだろう、曇り空の中でもしとしとと雨が降ってきそうな薄めの雲が思い浮かぶ。思いっきり降る雨ならばいっそ諦めがつくけれど、しとしとと雨がやむ希望を持たせそうな雨が嫌いだ。どうせやまずに長引くのに。そう思うのは私が捻くれているからだろうか。窓から空を見て睨んでしまいそうになる、この感情は空のせいだろうか。こういう時に無理して頑張るのも違う気がする。布団に戻って空想にでも励もうか。
『物憂げな空』2023/02/26
「もっと、もっとだ」そう自分を鼓舞して頑張ってきたつもりだったけど、どんなに頑張っても壁が立ちはだかる。誰よりも努力する事に意味があると信じていたけれど、周りの人間はそれよりも凄くて、自分がちっぽけに見えて哀しくなる。その気持ちに縋るのが痛々しくてより自分がイヤになる。「私はいつ報われるの……」そう言ってるうちは無理だろう。
『誰よりも』2023/02/16
君と一緒にと言葉にできる人間はどれほどいるのだろう。希望形ならまだしも言いきる形を取ってしまうという事は、相手の未来の選択を自分でしてしまうという事だ。私は私の選択ですら迷って踏み出せずにいるのに、他人の選択をもして責任を取るなんてできやしない。でも、そう言える人と出会えたらと密かに思っている。
2023/01/06『君と一緒に』
新年あけましておめでとうございます。
日を跨ぐのは毎日なのに、年を越すときはこんなにも特別なのは何故だろうか。あと何分、何秒で年を越す。あの人に連絡しよう。あの番組を見よう。あれを食べたい。色んな欲が出てくる。さぁ、今年は何をしようか。
2023/01/01『新年』