薄暗いどんよりとした空を想像するだろうか。
物憂げというと、なんとなーく気が乗らなくて頑張れないなとかを感じさせる言葉だ。そんな空を表すのは曇り空だと一般的には考えられる。私の場合はどうだろう、曇り空の中でもしとしとと雨が降ってきそうな薄めの雲が思い浮かぶ。思いっきり降る雨ならばいっそ諦めがつくけれど、しとしとと雨がやむ希望を持たせそうな雨が嫌いだ。どうせやまずに長引くのに。そう思うのは私が捻くれているからだろうか。窓から空を見て睨んでしまいそうになる、この感情は空のせいだろうか。こういう時に無理して頑張るのも違う気がする。布団に戻って空想にでも励もうか。
『物憂げな空』2023/02/26
2/25/2023, 3:40:16 PM