#エイプリルフール
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始まりの多い、4月の最初
冗談を言い合って、昼になったら種明かし
そうして突き合わせたのが、笑顔なら良い
ネットの海では、難しいのかもしれないが
起源がだとかを抜きにして
ただ純粋に、そういう日であれば...と思うのだ
ちなみに今日ディズニーから帰ってきました
#幸せに
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君に幸あれと願いながら
想いに気が付いてとも願う僕の
なんと強欲な事か
#何気ないふり
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一言交わして、君とすれ違う
くだらない話をして、君と笑い合う
寄り道をして、君と甘い物を食べる
同じ道を通って、それぞれの家へ帰る
一度寝たら、またそれの繰り返し
変わらない、変われない毎日
嗚呼、私は何時まで笑っていればいい?
私は、何時まで君の隣にいればいい?
どうしたら、私は
幼馴染な私の卒業できますか?
#ハッピーエンド
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勇者が、遂に魔王を討ち滅ぼした
進軍していた魔物達も次々と退き
世界に、真の平和が訪れた
嗚呼、なんと言うことだろうか
ビリッと言う音と共に、床に新聞が散らばった
それを踏みしめ、男は部屋を出ていく
薄暗い廊下に足音が響き
静かな空間がより鮮明に浮いた
窓の先からは美しい青空が見えるのに
この辺り一体は、厚い灰色に覆われている
そうして一つの部屋の前で止まると
重厚感のある扉を開けた
その中央には、大きな棺が一つ
「ふぅ......失礼いたします」
男は数歩歩くと、棺の蓋にそっと手を掛けた
ホコリひとつないそれを退けると、中には一人の女性
安らかな顔を浮かべる、角の生えた女性
彼女の顔を捉えた瞬間、男はその場に崩れた
「どうして」
そう呟く男は、目に大粒の涙を貯め、叫んだ
「どうして、貴女が死ななくてはならなかったの」
#見つめられると
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本を読んでいる時
テレビを見ている時
ご飯を食べている時
ふと顔をあげると、よく君と目が合った
最初はまぁ、偶然かと思った
本が気になるのかなとか
食べてるやつが気になるのかなとか
ただ
テレビを見ている時だったり
同じ物を食べてる時だったり
「あれ、これ偶然じゃないな」
...っと、最近になって思っていた時
「好きだよ」
これまたふと、唐突に
君はそれを口にした
その時、合った瞳が、緩く細められていて
それを見たら、なんか、なんと言うか
心臓が、心が
握られたような
そんな感覚と
顔がどうしようもなく熱くなって
思わず目を逸らしてしまった
そうしても尚、横からは君の視線を感じて
「...勘弁してくれ...」
僕はそう声を絞り出した