#7「快晴」
病院の窓から見える夕焼けの空は綺麗だった
満開の桜、遠くに見える虹
今日は大学の入学式に行く予定「だった」
入学式に向かう途中に車との衝突事故に巻き込まれたのだ
医者には命に別状は無いと言われたが、足首に違和感を感じ入院している
明日には退院できるだろうが、今は大人しくしなければならない。
「今日が雨や台風ならば、明日はきっと晴れ…いや、快晴だな」
きっと楽しいことが待ってると信じて
僕は大学生活を楽しみになった
#6「遠くの空へ」
ゆるキャン△にハマったこともあり、年末年始に僕は富士山を見に1人冬キャンプをしていた
この1人で過ごす時間は嫌なことを忘れさせてくれる
何かある訳では無いのだが、家族に干渉されない時間が欲しかったのだ
折角なので初日の出を見ようと、かなり早い時間に起床をしたが、冬のせいで寒くて外で待機なんているのが厳しいと感じるほどに冷え込んでいた
寒さに耐えること10分くらいたっただろうか。東の空が明るくなり始めた
この寒さもあるせいか初日の出は魅力的に見える
この遠くの空が僕達の未来を映し出しているかのような、綺麗な空が広がっていた
#5「言葉にできない」
君が私の前から消えたあの日、言葉にできないほどの深い絶望に襲われた
君は私にあの日、大事な話があると改まっていた
君は私との関係を『恋人というより「兄妹」の関係だと思った』と言った
私は君のことが好きで好きで仕方なくて、誰よりも大切にしてるつもりだったのに
私は君みたいになんでも出来るわけじゃないから頼ることは必然と多くなってしまったよね、ごめんなさい
私は君なとってどんな存在だったの?
少しだけでも君の大切な人になれた?
私は君が振られたあとでも好きだよ
そして私は君とさよならをするために旅に出ようと思う
来世では君の1番になれますように
『本日25:00頃、アパートで中島 藍さんが死体で発見されました---』
#5「春爛漫」
俺は花見に来ていた。
風に吹かれて散る桜が、天然のアクセサリーのようだった。
優しく頬を撫で桜を散らしていく風、昼寝にもってこいの心地よい木漏れ日。
そして一斉に咲いた桜はこれ以上にないほど春爛漫と言った感じだ。
この世を去った君にはどんな風に映っているのだろうか?
−ふと悲しくなる–
君と桜を見ながら話をしたかった。沢山楽しい思い出を作りたかった。
君この花を見てなにを想っているのだろうか
#4「誰よりも、ずっと」
「この話を読んでくれる貴方へ」
まずこの話を読もうとしてくれて、興味を持ってくれてありがとう
これで貴方も俺の大切な読者さんだ
出会ってくれてありがとう
突然だが貴方の過去を振り返ってほしい
苦しい・辛い・しんどい、その他負の感情が湧いたことは沢山あったのではないだろうか
俺はなにかある度に負の感情が湧くことがある
そして、苦しすぎて死にたいと思うことも沢山あるのではなかろうか
でも、貴方のことをとても大切に想っている人がいることも知っていてほしい
『 伝えられていないだけで大切に思っている人
貴方に死んでほしくないと思っている人
そして誰よりも、ずっと隣で歩きたい
貴方のことを見守っていたいと思う人』
がいると思っている
私/俺なんか、で自分を責めないでほしい
きっと貴方を大好きだと言ってくれる、誰よりも一緒にいたいと思ってくれる人が現れると思うから、その時まで待ってみてほしい
そしてその後は辛かったことを忘れて、笑顔でその後の人生を過ごしてほしい
貴方にとても相性の良い異性/同性が現れますように