#5「春爛漫」 俺は花見に来ていた。 風に吹かれて散る桜が、天然のアクセサリーのようだった。 優しく頬を撫で桜を散らしていく風、昼寝にもってこいの心地よい木漏れ日。 そして一斉に咲いた桜はこれ以上にないほど春爛漫と言った感じだ。 この世を去った君にはどんな風に映っているのだろうか? −ふと悲しくなる– 君と桜を見ながら話をしたかった。沢山楽しい思い出を作りたかった。 君この花を見てなにを想っているのだろうか
4/10/2023, 4:13:46 PM