#3「これからも、ずっと」
「今を生きる貴方へ」
ある道を毎日歩いていた。
人生という名の行き止まりもなく、死まで続いていく無限の道。
大事なことを忘れてしまうことも、お祝いで知人からの贈り物を受け取ることも、まだ俺の知らない未来もある。
今が苦しいから、辛すぎるから、しんどくすぎるから、と色々な理由により死にたいと思うことは沢山あっただろう。
少なくても俺は沢山あった。嫌な思い出も沢山ある。
でも『今』だけを見つめるときっと損をすると思って辛い、と言いながら生きてみた。
これからも、ずっと繰り返されると思っていた地獄はやっぱり止まらなくて。
でも俺は今読んでいるあなたにどうしても伝えたいことがある。
今まで生きて来て、頑張って来てすごく偉かったね
苦しくて辛くてしんどい時は信頼できる友達でも、親でも、同僚でも誰でもいいから助けを求めてほしい
こうして出会えた貴方を失いたくない
どうか頑張る貴方の隣にこれからも、ずっと幸がありますように
#2『沈む夕日』
俺は茜(女友達)と大洗町の総合運動公園や水族館のアクアマリンに遊びに来ていた。
声優の水瀬いのりさんや、ガールズ&パンツァーと、大洗町が舞台になっているので聖地巡礼しにきたのだ。
茜は海や魚、特に烏賊(イカ)が好きで、どこか遊びに行くか?と尋ねると、海辺か水族館の提案が半分以上を占めているほどだった。
そしてアクアマリンから見える日が沈んでいく海を見ながら
「伝えたいことがあるの」
と、茜は聞き取れるかどうかの大きさで話しかけて来た。
「なぁに?」
と聞き返す。
「不器用で、1人では何もできない私をいつも藍は気にかけてくれる。そんな藍が私は大好きです。私と付き合ってくれませんか?」
少し声を震わしながらも茜は一生懸命に話す。沈む夕日に背中を向けていた茜の顔はとても眩しく、見えなかった。
※惚気ではありません。文章はイメージです
#1『君の目を見つめると』
学生の僕は今まで人にはあまり興味を持っていなかった。人間不信を起こしているほどだったのだ。
しかし、目の前にいる少女は他の人とは違う何かを感じさた。信じたい、この人ならきっと大丈夫…そんな気持ちにさせる不思議な力を持っているのだ。
君の目を見つめるとこれからも沢山の時を共に過ごしたいと思ったから彼女に気持ちを伝えることにした。
「僕は君が大好きだ
これからは僕が君のことを支えます。どんな困難があっても君の隣を歩かせて欲しい」