言葉にできない
心で沸々泡のように沸き上がるこの想い…尽きる事なく、止まらないのに…何故か声にならない…
DNAの螺旋のように、延々と続く想いは、喉につかえて音にならない…張り付いて、焼けるように熱くなるだけ…
色々な想いが複雑に絡み合い、頭の中でグルグルループしているだけ…でも、それでも、言葉に…
春爛漫
柔らかな春の陽射し、風に揺れる菜の花、水面を埋める桜の花びら…
穏やかな時間の中で、1人散策しながら、春の気配に、心が満たされる…麗らかな空気に、和む幸せが、疲れた心を少しだけ癒してくれる…
束の間の春の装い…これから、夏への橋渡し…このひとときの、命の爆誕を愛でながら…
誰よりも、ずっと
もういい加減気付いてよ…鈍感過ぎるよ…こんなにアピールしてるのに、何で届かないの…恋人欲しいって、私じゃダメなの…
もうずっと一緒にいすぎて、当たり前の存在だけど…周りからは、熟年夫婦だの、夫婦喧嘩だのって揶揄われるけど…本当は、嬉しい自分がいる…
だって、ずっと一緒に居るんだもん、今更他の誰かの隣になんて考えられない…他の誰よりも、君の事は何でも知ってるし、君を誰よりも想っているんだし…
早く、この気持ちに気付いてよ鈍ちん、君をこの世界で一番想っているのは、私なんだから…
これからも、ずっと
子供の頃、チャップリンが好きで、よく映画を見ていた…その中に、モダンタイムズと言う作品があり、ただふざけているだけの映画だと思ってい見ていた…後に、経済への皮肉だと知り、労働者は、歯車に過ぎないと言う意味だと…
そして僕は、そんな人間にはなりたくないと思っていた…けれど、社会に出て、自分がどんなに働いても、誰も自分の存在なんて知らないし、感謝されないんだと思うようになった…
それから数十年、別に歯車の一つでもいいと思えてきた。特別な存在じゃなくても、誰かに認められなくても、どうでもいい…
砂粒みたいな小さな歯車でも、歯車は一つ欠けても、機械は止まってしまう…そう思えてきたから…これから先も、それでいいと思っている…
沈む夕日
桜の向こうに沈む夕陽…薄紅色の向こうに、刻々と変化していく夕空…
あっと言う間に、影絵のようになる満開の桜…ぼんやり白く霞んでゆく姿が、余計に儚い時間を紡ぎ出す…
夕風に吹かれて、ひらりひらり舞う桜の花びら…春を告げるこの儚い桜花と、名残り惜しい夕空…
春の夕方は、優しく儚く少し淋しく、時を刻む気がする…