君が紡ぐ歌
わたしが、初めてあなたの歌声を聞いたのは、中学生の頃…
少し歳上のお姉さんみたいなあなたの、歌声に、すぐ魅了されて…
それから、何十年も経って、また、あなたの歌声に、わたしの心がざわめいてきた…
今また、違う世代にも、知られてきたあなた…出来るなら、一度でいいから、直接声を聞いてみたい…
光と霧の狭間で
まだ明けきれない、朝の景色…うっすら漂う霧の合間に、ぼんやりした朝陽が射し込んで、夢の中の様な不思議な色を醸している…
まだ、重い瞼が視界を狭くしていて、頭もぼんやりしている…ひょっとして、これは夢なのか…
曖昧な境界線の上で、この景色を見ているわたしは、実体のあるわたしなのか、夢の続きの中のわたしなのか…
まどろむ時間の中で、何か分からない思索をしながら、この曖昧模糊とした空間をじっと見つめてしまう…
砂時計の音
ひっくり返すと、時を刻み始める砂時計…単純な作りなのに、淡々と作業をこなす…
サラサラと落ちて行く砂粒は、まるで、蟻地獄のように、無情に落ちて、落ちた先では、新たな世界を構築していく…
それを延々と繰り返していく姿は、小さな宇宙のようで…ブラックホールとホワイトホールを繰り返す、小宇宙…
耳には届かない、音の世界もありそうな…
消えた星図
夜空には、四季折々の神話が展開しているらしい…星座の名前は、ギリシャやローマの神々の名前が多いらしい…
わたしも、小学生の理科の時間で使った、星座早見盤や、社会科見学で行った、プラネタリウムで、何となく興味を持った…
もっとも今では、せいぜい星占い位しか分からない…夜空でも、カシオペアとオリオンと北斗七星位しか分からない…
でも、星座も、長い間には、形が変わったり、無くなるものもあるらしい…
人間の寿命では、推し量れない、悠久の時の流れの中では、星々を繋ぐ物語は、或いは忘れ去られたり、新たに生まれるのかもしれない…
愛−恋=?
何度か目の恋だけど…初恋もそうだけど、ずっと分からない事ばかり…
想いが強すぎても、嫌われちゃうし、弱すぎても届かない…
ただ一緒にいるだけでも幸せだけれど、身体を触れあって、スキンシップもして、相手の体温を感じたい…
相手の心と、私の気持ちは、矢っ張り噛み合わないと、不安になる…一心同体でいたいけど、勿論無理だってわかってる…
毎日繰り返される、恋の駆け引き…同じように試しても、その度に、違う結果になる…
恋の方程式は、何が正解なのか分からない…屹度二人で一緒に解くしか、答えは出ないのかな…