多田野一人

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6/23/2025, 3:09:05 PM

子供の頃の夢
幼い頃、多分、沢山の夢を見ていたと思う…でも、いつの間にか、どんどんこころの中から溢れて…今は、殆ど覚えて無くて…
でも、微かに覚えている夢の一つに、きみとずっと一緒にいたいって夢がある…もう、何十年も経ったけれど、今でも、何となく記憶している…
その夢は、叶う事はなかったけれど、思い出す度に、優しい気持ちになれる…
きみの顔も、声も、覚えていないけれど、きみと過ごした時間が、愛おしいと今でも、思っている…

6/22/2025, 3:06:07 PM

何処にも行かないで
じゃぁね、そう言ってあなたと何時もの別れ道、あなたの袖を掴んでいた…
急に聞かされた、遠くの街へ行くかも知れないと、あなたからの話し…何時も一緒なのが当たり前だと思っていたから、突然のことで、どうして良いのか、言葉にも出来なくて…
心の中では、行かないでって思っているのに、言葉にならない… 
そんなわたしを、優しく見つめるあなた…その瞳を、その穏やかな笑顔を失いたくない…ギュッと掴んだあなたの袖を、離せ無い…この気持ち、伝えられるなら…

6/21/2025, 2:35:31 PM

君の背中を追って
偶然見掛けた、君の後ろ姿…滅多に逢えない君が気になって、つい追いかけてしまう…
君は、背中を丸めて、トボトボ歩いている…何時もの、背筋を伸ばして、闊達に歩く君と余りに違い過ぎて…
初めて見た君のその姿が、心配だけど、でも、少しだけ…

6/20/2025, 2:27:53 PM

好き、嫌い
大好きなあなたと、ずっと一緒にいたい…あなたの優しいところや、笑顔、気配りとか、好きな所があり過ぎて、本当にわたしなんかで良いのか、ちょっと怖くなってしまう…
でも、そんな好きな所も、同時に嫌いなところでもある…だって、あなたの優しさも笑顔も気配りも、誰にでも平等だから…

6/19/2025, 3:27:44 PM

雨の香り、涙のあと
雨音が屋根を叩いた…さっき迄の青空は、嘘みたいに、黒く低くなっている…まるで、わたしの心みたいに…
久しぶりに、散歩がてら町中をぶらぶらしていたら、あのひとを見かけた…でも、その隣には、知らない人が寄り添っていた…まるで恋人同士みたいな、雰囲気で、見ていたら、急に胸が苦しくなって…気がつくと、家に戻っていて、ぼんやり外の景色を見ていた…
ポツポツ落ち始めた雨粒が、いつの間にか、糸のようになり…同じように、涙の止まらないわたし…

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