多田野一人

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4/13/2025, 3:01:03 PM

ひとひら 
時折吹く春風に、桜の花びらが散っていく…ふわりと舞う姿に、思わず、手を伸ばした…その手のひらに、ひとひらだけ舞い降りてきた…薄紅色を帯びた花びらは、美しく儚げで、握り締めるのは、躊躇われた…
この桜を、あのひとと一緒に見てみたかった…今も浮かぶ、あのひとの笑顔も、何処か儚げで…

4/12/2025, 3:11:44 PM

風景
先月迄、枯木の様な桜並木が、今月頭には、薄紅色の並木に変わり、最近は、ちらほら葉っぱも出てきた…
ここ、わずか二週間の間に、同じ並木道が、まるで別世界の様に変化している… 
毎年、同じ風景を目にするけれど、この、変わり目の刹那が、愛おしく少し淋しい… 
目の前の、春風に吹かれて宙を舞う、桜の花びらが、美しく、切なく、私の心を過ぎて行く…

4/11/2025, 3:23:57 PM

君と僕
君と過ごす毎日に、幸せを感じているよ…君に出会えた事が、奇跡に思えるし、運命だと信じてる…つい最近迄、お互いの存在すら知らずにいたのに、ずっと一緒にいる錯覚すらしてしまう…
もう、何時の間にかこの関係が当たり前になって、君のいない明日なんて、想像出来ない…それくらい、君は大きく、かけがえのない存在だから…

4/10/2025, 3:57:36 PM

夢へ!
まだ夢見ることができた時代…胸の中は、沢山の夢で溢れて、何時でもはち切れそうだった…迚も叶いそうにないことでも、何となく叶う気がしていた… 
其れが何時しか、夢を否定する理由ばかり探すようになった…それから、段々と夢見ることから、目を背けるようになり…
でも、また、夢を見たい気持ちが少しだけ湧いてきた…もう少し、もう一回くらい、夢を…

4/9/2025, 3:14:38 PM

元気かな
夜、突然別の部屋から物音がした…周章てて身に行くと、本棚から本が、崩れ落ちていた…取敢えず本を戻していると、写真が一枚本から落ちた…それは、中学の時の写真で、多分卒業式の打ち上げの時のもので…同級生や後輩達が、笑いながら映っている…皆んな制服で、懐かしい顔ぶれが並び、一気にあの頃の思い出が蘇る… 
一人ひとりの思い出を辿りながら、皆んな元気だろうか、とちょっと懐かしくも淋しさもよぎる…

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