多田野一人

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4/22/2024, 3:02:37 PM

たとえ間違いだったとしても
今の言葉…聞き間違いかな…たった今、あなたから告げられた、ワンフレーズ…
キミが好き
真っ赤な顔のあなた…
唐突過ぎて、混乱する私
嬉しさと、信じられない気持ちが入り混じり、うまく言葉に出来ない…本当は、ドキドキが止まらなくて、暴走しそうなのに…でも、一方では、間違いだったら…って聞き返すのが怖くて…
でも…仮令間違いだったとしても、この一言が、何よりも一番の宝もの…

4/21/2024, 2:47:39 PM


あれ…ギュッと握った拳に、雫が落ちてきた…なんで…と思うそばから、次々に頬を伝って落ちてくる…次第に滲んでゆく視界、喉の奥から、声にならない何かがこみ上げてくる…
私の前を歩く、二人組の背中…見慣れた、あなたの広い背中と、長い髪を揺らす背中…時々見えるあなたの横顔は、迚も優しくて、微笑んでいる…いつも、遠くから見つめているだけだけれど、あなたの姿が見えるだけで、ドキドキして、気持ちも昂っていた…誰にも負けないくらい、いつもあなたを目で追っていたから…知らない誰かと、一緒にいるのが…止め処無く溢れる雫…でも…だけど…やっぱり…色々な想いが一気に押寄せて…

4/20/2024, 2:55:58 PM

何もいらない
きみだけ、いたら、それで充分だから…そう云われて…みたい…少女漫画みたいな事を夢見てしまう…
初めて恋した、あなたが、余りに素適すぎるから…この歳になるまで、異性に興味が無かったのに、急に現れたあなたに、心奪われて…何処がいいとか、優しいとか、そんなものではなくて、一目見て、この人…って感じてしまってから、それから、長い片想いしていて…でも、アプローチすら出来ない…夢の中では、何でも言えるのに…

4/19/2024, 2:39:36 PM

もしも未来を見れるなら
タイムマシーンがあったなら…十年後の未来を見てみたい…十年後、あなたと同じ未来を過ごしているのか、知りたいから…
漸く、あなたと一緒にお喋りできる様になって…これからもずっと一緒に過ごして、そして、今より親密になりたい…できれば、家族になりたい…でも、まだまだそんな関係には、程遠くて、壊れてしまうのが怖くて…せめて、未来で確かめられたら…

4/18/2024, 3:19:28 PM

無色の世界
モノクロの写真に写る、あの人の姿…本当は、普通のカラー写真なのに、背景も、顔も、古い写真の様に、色が目に入らなくて…つい、この間迄、あんなに、想っていた筈なのに…そして、そっと、接吻して、愛の詞を囁いていたのに…
急に、告げられた、別れの言葉…何となく予感していて、覚悟していた筈なのに…あの日から、周りの何もかもが少しずつ色褪せ始めて、滲んでゆく景色と日常…そして、気が付くと、あの人の記憶が、どんどん遠い闇に吸込まれていく…

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