多田野一人

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11/19/2023, 2:51:38 PM

キャンドル
少しずつ、増えていくイルミネーション…急に冬の装いになってきた通りを行き交う人々…店先に飾られるクリスマスツリー…
そんな季節の移ろいに、一人溜息をつき乍ら、目を伏せた…本当なら、君と二人で過ごす予定なのに…君に一言告げるだけなのに、その一言が言葉に出来ない…二人であのキャンドル灯して、そして…だから、神様、勇気を下さい…

11/18/2023, 2:47:07 PM

たくさんの思い出
うたた寝している君を見ていたら… 
初めて見掛けた春先の小径
初めて言葉を交わした梅の花のあるカフェの軒先
初めて一緒に歩いた桜の隧道
初めて唇を重ねた紫陽花の庭
初めて喧嘩した向日葵畑
初めて…を重ねた思い出が、幾つも幾つも浮かんでくる…思い出の分だけ、お互いを知り、こうして二人きりの穏やかな時間を過ごせている…

11/17/2023, 2:09:08 PM

冬になったら
ねぇ、冬になったら
二人で雪を見に行きたいね…
寒がりだから
お揃いのコートとマフラー
絶対買って
真っ白な雪と
イルミネーション
二人きりで肩寄せあって
同じ時間を過ごしたいね…
だから…だから
ちょっとだけのがまん
屹度夢は叶うから… 
大好きな君と
この冬も…

11/16/2023, 2:05:21 PM

はなればなれ
中学を卒業して、あのメンバーはバラバラになったな…特別な繋がりなどない、学年を越えた仲間達…約束も無く、好きな時に集まり、お喋りしたり鬼ごっこしたり、楽しいひと時を過ごして…受験生だった私も、唯一の癒やしを感じていた…秘かに恋してたあの人も居たから…

11/15/2023, 1:51:55 PM

子猫
あの夜、君は子猫をように、怯えていたね…あの公園のベンチで、伏し目がちに、独り座って…
向かいのベンチから見ていて、同じく胸がギュッとなっていた…段々昏れてゆく空が、やがて群青色になり始めた頃、漸く君に、声をかけたね…君は目を逸らし乍ら、ポツリポツリ、時折嗚咽を洩らし乍ら話してくれたね…
あれから二人で過ごしてきたけれど、君は子猫から、少し我儘な猫に変わってきたね…

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