多田野一人

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9/17/2023, 2:18:24 PM

花畑
どこも続く秋桜の波…そこに立つ貴女は、カメラに向かって微笑んでいる…あの頃よりも、ふっくらした面影、明るい目元…そして、その顔は、妹と同じで…二十年振りに会ったお母さん…当時も、母さんが出て行った理由に納得していたけれど、突然の別れと、家族でなくなる、母さんと言える人が眼の前からいなくなる…捨てられる…色んな想いが交差した…小学校の卒業式直前の出来事…50も後半になろうとする今も、お母さん、と云う言葉を聞くと、切なく、哀しく、そして怒りが湧いて来る…初孫を見せたくて、漸くとった連絡、そして再会、でも、その時のお母さんの一言が、親子の再会の喜びで無く、怖いものを見る目で放たれたことが、今でも夢に出て来る…大好きな花と、この世にたった一人の存在の写真…

9/16/2023, 1:52:40 PM

空が泣く 
また暫く逢えないの…俯き乍ら震える声で、そう呟く君…無理やり作り笑いで、大丈夫だよ、心は何時でも繋がって居るから…そう答え乍ら、本当はこっちも嫌なんだ、ずっと一緒に居たいんだ、と言う言葉を飲み込んだ…遠恋は嫌だ!と言っていた君に、どうすることも出来ない自分が、情けなかった。お互いの気持ちだけが、唯一の頼み綱だから…そして、遠ざかる君がずっと手を降り続けて小さくなる姿が、切なくて…そしてとうとう姿が見え無くなって、空から、ポツリポツリと泪が落ちて来て…

9/15/2023, 2:01:09 PM

君からのLINE
ポン…LINE通知音がした。今日何度目だろう…だけど、今は無視するしかないな…本当ならもう絶ってしまえばいいけど、それが出来なくて…本当はまだ君に未練タラタラで…君の気持ちよりも、想いは強いし、何なら今直ぐに逢いたい…でも、今の自分には、君を支える自信も何もない…笑顔の君の傍らで、静かに見守りたいのに…言い訳だって、意気地無しだって、解ってるけど…机の上のスマホ、鳴り続ける君からのLINE…

9/14/2023, 2:03:46 PM

命が燃え尽きるまで
以前、落語で、命はロウソクの燃え尽きるまで、みたいな話を聞いた…神様なのか誰か分からないけれど、そんな管理をしていそうな気がする…慥かに、生まれたら、何時か終わりが来る…命ー人生は、常に選択を迫られる。それは、燃えるほどの情熱が必要だと思う…命の最後まで、どれほど熱くなれるのだろう…

9/13/2023, 2:51:21 PM

夜明け前
…夢か、ふっと溜息をついた。枕元の時計を見ると、5時前だった…ついこの間までは、カーテンの隙間から、明るくなりかけていたのに、まだ暗いままだ。直前迄見ていたのは、君と初めて出逢った日のこと…所々違ったけれど、慥かにあの日の出来事だった…真っ青な空と、風に揺れる青葉、そして、白い帽子から溢れる君の長い髪…憶い出して居ると、目頭が熱くなってきた…

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