鳥かごの中を幸福という概念で推し量っても
鳥はそんな概念の下に生きてるかはわからない
自由を論じて幸か不幸かを見定めてしまう
不自由さは鳥かごではなく人かごの中にある
非物理的で何重にもある人かごの中
概念のかごに人は収監されている
幸せに固執せずに幸せなりたい
自由から離れて自由になりたい
いくら願えど矛盾してしまうように
言葉は言葉から逃がしてくれない
んー
堅苦しい文体はもういいや
言葉で考えるの疲れちゃった
もういっそ幸せも自由も不法投棄して
言葉を知らない鳥にでもなってみたいよ
あー 人間しんどいよー
あー 呑気な鳥になりたいなー
(最新の研究では鳥にも言語があることが判明してます)
「同性同士の友情は成立するか」
定番の話題を少しズラすと違和感を抱くだろうか
レズビアンの知人はパートナーが女友達と食事することに
嫉妬も含めた複雑な感情を持ってしまうと言っていた
僕は男女の友情の成立という話題が苦手だ
言わんとする趣旨もだがその手前の表現もだ
男女に限って友情の成立を疑問視するなら
それは同性同士でも言えることだろう
そもそも情なんて感じるだけのもので
「成立するか」なんて的はずれな視点だ
言わんとする趣旨も表面上と内心の二層構造を作って
延々と内心はわからないと語り続けさせる
表面上の行為によってでしか情は汲み取れないのだから
でも片方の内心は…なんて不可知の話は要らないだろう
「男女」によってそれ以外の性愛を透明化させ
「成立」によって友情の捉え方を歪まさせ
「行為/内心」の二重構造で話を堂々巡りさせる
この手の話題には暗黙の文脈が流れている
それを解体することで問いの質を変換しよう
「人はいかなる行為によって友情を感じるか」
もしもタイムマシンがあったならという空想話で過去や未来に行く奴はテロリストだ。因果律を弄れば最悪世界崩壊の可能性すらあるのに愚か者は自分の私利私欲の為に平気でそう答える。本当に大衆はいつも本質が見え
やあ!この時代の言語の練習も兼ね
て彼の残し たメモの続きから僕が書いているよ!これは公開型のアプ リだよね?どうかなみん
な僕はちゃんとした文をかけてる か な?
技術が進化し過ぎて僕は何でも出来ち ゃうんだ!もう何年生きて るかわからないし身
体も何体目かもわからない!けど何でもって言っ
たけど 心は心のまま! だ からとっても退屈なんだ!
最 近は暇 つぶしでなん となく嫌
だなって思った奴の遺伝子を 絶やしてみてる!
さっきいた彼の子孫 が着てた
服が気に食わ なくてさ!だから彼を消し てみたんだ!
にしても先祖の彼も 変なことを書いて
るみたいだね!部屋も子孫に似て て趣味が悪い!でも
冷蔵庫にあった この時代の食 べ物の 味
はまだイケる部類だ から許そう!
あとタ イムマシン は彼の言うような
ものでは ないから安 心して!
みん なも好きに未来や過去 を行き 来しよう!
多分僕もあと少しで心さえもどうでも良くなるからさ!
みんなも楽しくタイムトラベルしよう!
自分でも笑えるほど私の名前は私と合っていない
意地悪な婆さんの名前が異様に可愛いかったり
好きな人と嫌いな奴の名前が一緒だったり
普通と思えても異国では卑猥な意味になったり
名前というものはとにかく不条理だ
ちなみにこれは全く関係ない余談だが
泉ピン子の本名は武本 小夜(さよ)だ
イルカを見ていたはずだった。目線の先には誰かの手。
それを必死に掴んでぼくは引き上げられた。
小学生だった頃に家族と行った水族館。
イルカショー用のプールにぼくは頭から落ちた。
ショーの後半。子どもたちとイルカが触れ合うコーナー。
ぼくは横一列の端に押しやられてなかなか触れずにいた。
どうしても触りたい。端から中央にいるイルカの方へ
前のめりに腕を伸ばすとその勢いで体が地上から消えた。
冷たさを感じたその直後に目の前に手が見えたので
反射的に掴むと一瞬の内に係員の人に助けられた。
イルカとの共演時間は約5秒。ずぶ濡れの少年が一人。
無事を確認された後で親からコテンパンに叱られた。
だけど咄嗟に手を掴んだことだけは褒められていた。
それがなんとなく嬉しかったことを強く憶えている。
ここまで記憶を辿りながら書き出していってみたけれど
ひとつ重大な事実を見逃していたことに今気が付いた。
結局ぼく、お金を払っておじさんにしか触れていない。