どうして?
それはミュンヒハウゼンのトリレンマで説明できるよ
どうしてそれで説明できるの?
ミュンヒハウゼンのトリレンマだからだよ
どうしてそれが説明になるの?
ミュンヒハウゼンのトリレンマは正しいからだよ
どうして正しいの?
正しいのがミュンヒハウゼンのトリレンマだからだよ
どうして?どうして?どうして?どうして………
aだから aはbだから bはcだから cはdだから………
どうしてどうしては終わらないの?
ミュンヒハウゼンのトリレンマだからだよ
寒さが身に染みて辛い冬
どうせならこのままもっと
寒さをナノ化技術によって
肌の奥まで浸透させて
上から乳液でフタをして
次の夏まで持ち越したい
季節が、私の味方になる
SK-II
西洋の言い伝えでは
満月が人を狂わせるらしいが
三日月ではどうなるのだろう
ほろ酔いぐらいで済むのだろうか
マッチョの友人に三日月の印象を聞くと
ぶら下がって懸垂ができそうと答えられた
どうやら三日月でも充分効力はあるようだ
理論神経科学者によると
人の肌は色とりどりに変化しているらしい
血液の状態で赤青黃緑を基本として肌は変化し
それによって感情や体調を伝達しているという
怒ってる人は赤く 体調不良の人は青く
当たり前に理解していたが確かに色が伝達している
しかもどうやら人の色を見分ける機能が
そもそも顔色の変化範囲に対して
敏感に反応するかのようにできているらしい
それを踏まえれば人が色の概念を獲得したのは
言う通りコミュニケーションの為なのではと思えてきた
目は口ほどに物を言う というがそれ以前に
顔そのものが情報の発信者だったということになる
顔は色ごとに物を言う
美しい抽象に汚れた具体が混ざった現実が好き
例えば雪という言葉をイメージしたとき
最初に真っ白な粒が頭の中に降り積もる
実際の体験では跳ね飛んだ泥や
ここに書きたくもない理由で付いた色が
混ざり合った雪を散々目にしてきた
にも関わらず詩的な言葉は潔癖症で
生々しい汚れた記憶を後に押し込む
表に出るのは研ぎ澄まされた美麗な抽象風景
しかしこうして汚れの部分を書き残すのは
清濁併せたものこそが現実だと感じるからだ
人の審美観とは無関係に
ただ存在するそんな現実を感じたい