私は昨日魔法書を拾った。
魔法書なのかはわかんないけどなんか見た目は
すっごい魔法書っぽい不思議な見た目をしている。
中身はよくわからない字で埋め尽くされていた。
だけど数ページだけ汚い日本語でメモが書かれていた。
「主ガ恋すル人間の髪の毛と爪ヲ主の血液と混ゼ、
主ガ恋すル人間の口へ流し込みタマへ。
サスレバ二つの命は互いに惹かれ合うだロう。」
読めたのはこれだけだった。
もう少し日本語で書かれたメモがあったが
汚なすぎて読めなかった。
そして今、私はそのメモに書かれていた好きな人の
髪の毛と爪と私の血液を混ぜ入れたカヌレを作った。
あとはこれを渡して食べさせるだけだ。
これで私のことを好きになってくれるかはわからない。
でももう私にはこれしか方法がない。
私はこの狂った恋の魔法を信じる。
2016.07.29
君に惚れた日。
その日は朝からずっと小雨が降っていた。
授業が全て終わり家に帰ろうとしたら僕と君とあと二人
だけ英語の補習があると言って居残りさせられた。
居残りは30分ぐらいで終わり、帰ろうとしたところで
君に一緒に帰ろうと声をかけられた。
たまに朝一緒の電車に乗るから家の方向は同じだと
知ってはいたがまさか声をかけられるとは
思っていなかった。
校門を出たときにはまだ小雨が降っていた。
だが、もうすぐ止みそうなくらいしか降っていなかった。
駅までの20分間他愛もない話をしながら歩いていると
雨が止んで空にはうっすらと虹がかかっていた。
僕は付き合った日と君の誕生日以外の日。
例えば、初めてデートをした日とかキスをした日とか。
そういう記念日は覚えてないけどこの日だけは覚えてる。
君と見た虹がずっと頭から離れないから。
というより君が虹を見てはしゃいでる時の
笑顔が頭から離れない。
夢の中で僕と弟は夜を駆ける。
しばらく駆けたあと弟だけ急に地上に落下した。
なぜなら僕が弟の足を切断したから!
僕の夢の中なら僕の意思通りに何でもできる。
弟を何回も殺すことができる。
僕よりもかっこよくて、身長も高くて、頭もいい
あの憎い男をくそ簡単にぶっ殺すことができる。
あーやっぱ夢って最高。夢が現実になったらもっと最高。
私は二つひそかな想いを抱いて。
一つはあの人を独り占めすること。
あの人を独り占めして最終的には心中するの。
私以外の誰にも触らせたくないし見せたくもない。
私はあの人のことが大好きなの。世界でいちばん好き。
私の愛はみんなに間違ってるって言われるけど
私は間違ってないと思う。
私は人一倍あの人のことを愛しているだけ。
みんなよりも愛が強いだけなの。
私の愛の強さを理解してくれる人がほしい。
それがもう一つの私のひそかな想い。
最近私の夢の中に出てくるあなたは誰。