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12/25/2024, 2:26:43 PM

ついに、クリスマスが来てしまった。
一年の中で、二番目に嫌いな日だ。
クリスマスを過ごす人は、だいたい笑っていて幸せそうな人が多いが、僕はそうではない。
なぜかって?
なぜなら、ずっと一人だからだ。
話す人、一緒に笑う人がいないんだ。
今年こそはと思い、友達会う約束をしたが、当日ドタキャンされてしまった。
理由を聞くと、恋人と過ごすことになったらしい。
先に約束してた友より、恋人らしい。
中々にクズだと改めて認識した。
そんなこんなで、今年もクリぼっちなわけです。
なのに、それを慰める隙もなく、次々に仕事の依頼が入ってくる。
はぁ、だから嫌なんだよ探偵の仕事は。
クリスマスの夜は、どうやら浮気の調査をしなくてはならないらしい。
誰が好きで聖なる夜に、やましい仕事をしなちゃいけないんだよ。
現在時刻23時5分。
僕は、とあるバーへと向かう。
ここで情報整理だ。
依頼人によると4ヶ月前から、夫が少し変だったらしい。
スマホの通知はつねにマナーモード、パスワードも顔認証と指紋認証を追加し、三段階認証になったそうだ。
そして、決定打になったのがある人から連絡が来ると決まっていつも席を外すらしい。
それが、どんな場所でも、どんなときでも。
そして依頼は、浮気をしているかどうかだけ確認してほしいというものだった。
浮気の証拠はいらないらしい。
変だなと思いつつも、依頼費が1000万だすというので心に閉まっておいた。
仕方ないじゃないか、金欠だったんだから。
そろそろ仕事に戻ろうか。
僕は、バーに来ていたのだが、目の前でおもっくそイチャラブ(浮気を)している夫さんがいた。
一応、公共の場だと思うが、、、。
まぁ、浮気の確認はできたので帰ろうと思ったが、一応一枚写真を撮って帰宅した。
夜遅くなので、明日依頼人に報告しようと思い床についた。
これで、僕のクリスマスの夜は終わりだ。
なに?
続きが気になる?
ご想像にお任せします。
では、僕はこれで失礼いたします。
――――end――――
【やましい仕事】(クリスマスの夜)

12/25/2024, 2:58:42 AM

クリスマスイブ。
そんなにぱっとしない日だ。
クリスマスは色々あるけど、その前日だからなんなんだと僕は思う。
しかし、世の中のカップルはそうはいかないようで、キャッキャと騒いでいる。
僕は、それが鬱陶しくてたまらない。
こんな事を言うと、嫉妬、妬みだと言われそうだがそうじゃない。
そもそも僕は、そんな関係の人が欲しくない。
友達でも少し手に負えないのに、それ以上の関係となると、吐き気がしそうだ。
なんてごちゃごちゃ考えてると、もう夜だ。
今日の晩ごはんの予定は、ケン○ッキーだったが、予約してなくて無理だったらしい。
、、、はぁ今日は、ついてないな。
お母さんが作ったローストチキンを食べながら考える。
この先もこんな感じなのだろうか。
世のカップルに怒りを抱きながら、聖なる夜を過ごす。
なんて、たまったもうじゃない。
はぁ、我ながらバカバカしい。
今日は、もう寝よう。
明日には、考えも変わっているだろう。
―end―
【バカバカしい考え】(イブの夜)

12/23/2024, 2:30:39 PM

そういえば、気づけば2日後はもうクリスマス。
クリスマスといえば、恋人、家族、友達と楽しく過ごす日と言われているが、やはり一番はクリスマスプレゼントなのではないだろうか。
僕のクリスマスプレゼントの思い出は5歳で止まっている。
5歳までは、枕元の上にプレゼントが置かれていたのだが、それ以降は手渡しになった。
その時、僕は複雑だった。
サンタを別に信じてたわけじゃないけど、裏切られた気持ちになった。
けど、欲しかったものはもらえたわけで、別にもらう手段なんて関係ないのかもしれない。
けど、僕にとってそれは、驚きと嬉しさをくれた一種のサプライズだったんだ。
それが、淡々とした行為になって、やがてクリスマスプレゼントなのに、クリスマス以前に渡されて、なくなって。
僕の日常から少しずつ確実に、サプライズがなくなっていって、驚きという感情が欠如して。
日常が、ある程度決まった行為を繰り返すだけになってしまった。
どこから変わったのだろうか、何がキッカケだったのだろうか、もう僕には、分からない。
そして、それを考える必要性もない。
幼いときの記憶を思い出しては、もう会えない兄や母親と、昔の父親の優しさで胸が締め付けられる。
わかっていたいつかこうなることを。
わかっていたんだ。
わかっていても、やり直したいと願う気持ちは僕の心を蝕む。
あぁ、こんなことになるのならば、この記憶ごと消したい。
いや、感情がなくなればこんな思いをしないで済むのに。
なんて考えながら、決められた行為を毎日し続け、心は蝕まれていく。

        ―――end―――

         【幼き記憶】(プレゼント)