ついに、クリスマスが来てしまった。
一年の中で、二番目に嫌いな日だ。
クリスマスを過ごす人は、だいたい笑っていて幸せそうな人が多いが、僕はそうではない。
なぜかって?
なぜなら、ずっと一人だからだ。
話す人、一緒に笑う人がいないんだ。
今年こそはと思い、友達会う約束をしたが、当日ドタキャンされてしまった。
理由を聞くと、恋人と過ごすことになったらしい。
先に約束してた友より、恋人らしい。
中々にクズだと改めて認識した。
そんなこんなで、今年もクリぼっちなわけです。
なのに、それを慰める隙もなく、次々に仕事の依頼が入ってくる。
はぁ、だから嫌なんだよ探偵の仕事は。
クリスマスの夜は、どうやら浮気の調査をしなくてはならないらしい。
誰が好きで聖なる夜に、やましい仕事をしなちゃいけないんだよ。
現在時刻23時5分。
僕は、とあるバーへと向かう。
ここで情報整理だ。
依頼人によると4ヶ月前から、夫が少し変だったらしい。
スマホの通知はつねにマナーモード、パスワードも顔認証と指紋認証を追加し、三段階認証になったそうだ。
そして、決定打になったのがある人から連絡が来ると決まっていつも席を外すらしい。
それが、どんな場所でも、どんなときでも。
そして依頼は、浮気をしているかどうかだけ確認してほしいというものだった。
浮気の証拠はいらないらしい。
変だなと思いつつも、依頼費が1000万だすというので心に閉まっておいた。
仕方ないじゃないか、金欠だったんだから。
そろそろ仕事に戻ろうか。
僕は、バーに来ていたのだが、目の前でおもっくそイチャラブ(浮気を)している夫さんがいた。
一応、公共の場だと思うが、、、。
まぁ、浮気の確認はできたので帰ろうと思ったが、一応一枚写真を撮って帰宅した。
夜遅くなので、明日依頼人に報告しようと思い床についた。
これで、僕のクリスマスの夜は終わりだ。
なに?
続きが気になる?
ご想像にお任せします。
では、僕はこれで失礼いたします。
――――end――――
【やましい仕事】(クリスマスの夜)
12/25/2024, 2:26:43 PM