今日は一睡も出来なかった。初めてギルティ炭酸を飲んだが大して甘くはなかった。桜は満開だったが生憎の空模様で白く燻んだ花びらにしか見えなかった。酷く気持ちが沈んでいて、自分は何の為に生きているんだと自問自答していた。何の生産性もなく、生きる為の道標が見つからない。お金を生み出さない努力は徒労でしかない。"そんなことはない"と思いたいが、お金を貰うことが存在を認可される許可証のように考えてしまう。誰かボクに価値を見出してくれ。他力本願は格好悪いが、胸の苦しさの前ではプライドなんかいらない。同情するなら金をくれ。言葉にできない。涙が溢れてくるから。ボクの市場価値は一銭の価値もない。誰か答えを教えてくれ。
題『言葉にできない』
春は変遷の季節だと泡沫の夢を抱く。しかし物語の転換点はいつだって急下降な暗雲のゲリラ豪雨で流される。現実は蠅叩きを持った理解不能な宇宙人の集団が跋扈している。春になると湧いてくる毛虫のような扱いである。延々と叩かれて自尊心を砕かれ空虚なカラクリ人形と成り果てる。そうして漸く扱い易くなったパティとして仲間となり、皆でハンバーガーの具材の一つとなる。個性は潰され、ケチャップで存在を上書きされる。春爛漫の季節。パンズで挟まれる為に生まれてきたピクルスみたいに桜並木に埋もれる人生。
題『春爛漫』
そんなぶっ飛んだステータスは持っていないな。どんなヘンテコな事でもいいけど、コレに関しては世界の100人に入る自信があるというようなものがない。普通も普通、ザ・普通。もしかしたら自分で気づいていないだけかもしれない特技が日常に溶け込んでいるかもしれないけど、誰か見つけてくれないだろうか。
あぁ…1つあった。全く褒められたものではないけど。メープルシロップが冷蔵庫に3本は常備されている。
なんて役に立たない金食い虫だろうか。
題『誰よりも、ずっと』
現在進行形で続いている。過去のあの瞬間から今この時まで。そしてこれからの未来へ。途切れることのない轍を残し、世界の果てへと進んでゆく。いつの日か地平線に浮かぶ太陽を拝めることが出来るだろうか。停滞しながらも少しずつ変わる生活。これからも、ずっと………苦しい?
まだ胸が痛むの? 少年時代の楽しさはもう二度と体験できない? あの頃の給食は美味しかったな。これからも、ずーっと過去を引きずって生きていく。車輪はギシギシと悲鳴をあげている。
題『これからも、ずっと』
一日の殆どを寝て過ごす。暇なのではない。大抵の事にやる価値を見出せない。まともに動けるのは14:00も過ぎてからだろうか。しかし、そのタイミングで父親が帰宅してくる事が多いため、その瞬間から呼吸が浅くなり精神が緊張状態を強いられ余計なエネルギーを消費する。何度も本を開こうと努力して、15:00頃にようやく本を開く事に成功する。その後は軽く没頭して疑問点を見つけて熟考する。そしてまた寝る。部屋から夕日を見る事はないが赤色のカーテンに西日が当たって隙間から光が漏れている。ベッドの傍には飲み物と飴が置いてある。誰もいない時間帯にベッドに横になり何もしない。そうしなければ身体が持たない。若い時は昼寝をする人の気持ちが想像出来なかったが今では一日中寝てばかりいる。食事と睡眠と一瞬の読書。今の自然な生活リズム。それ以外のことは殆どしていない。本を開くためのエネルギーを確保するために殆どの時間を費やす。
題『沈む夕日』