有名な思考実験にトロッコ問題というものがある。価値のある一人を助けるために見知らぬ多数を轢くのかどうかというものだ。もし常に愛する人がレールの上にいるなら、それ以外は...
True loveは、ある種の狂気だ。
題『true love』
そのいつかっていつのこと?もっと具体的に言ってくれないと分からない。明日?それとも来週?
べつに無理に決めなくてもいいの。ただ、このまま関係が終わっても別に気にならないような別れ方だなってちょびっと思っただけ。私ならその場で次の予定を決めたいと思っちゃうな。そうじゃないなら
'あっ、ただの社交辞令か'
って感じるよ。
題『またいつか』
中学旅行先は函館だった。
100万ドルの夜景は何とも思わなかったけど、まるでモナリザに価値がないと思うのは美的感覚の欠落かのようにクラスメイトは函館の夜景を眺めて笑っていた。私は一人でバスに戻る。運転手が煙草をふかしていてチラリと見てきたが気にしないことにした。エンジンは止まっていて空気は蒸し暑かったけど一息つく。自律神経の警戒が解けて、身体が硬直していたことに気づく。バスの窓を開けて淀んだ空気を追いだす。ふと見上げると一際輝く星が見えた。私と一緒で一人ぼっちなのに素直に綺麗だと思った。
きっと私は一人が好きなんだろう。
担任が具合が悪いのかと心配して見にきたが余計なお世話だと感じた。旅館先で夜明け前に一人で部屋を抜け出して空を見上げる。
一人で見上げた明けの明星は綺麗だった。
題『星を追いかけて』
渓流の魚は海では生きれない。
今を生きるとは渓流の流れに逆らって留まることだ。そうでなければ餌となるプランクトンや小魚はやってこない。より良い住処を目指すなら必死に上流を目指すしかない。現状維持でも泳ぎ続ける必要性がある。
題『今を生きる』
雨に濡れたタイヤの遊具も、ぎぃぎぃ軋むブランコもない。鶏小屋みたいに安全だけど、それって自然なこと?傷だらけになってもいいから自由に飛びたいな。
題『飛べ』