たくちー

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7/18/2025, 6:57:47 PM

My special day
私の特別な日は、あなたの平日です
Your special day
あなたたちの特別な日は、私の平日です


Title『special day』

7/17/2025, 7:37:11 PM


市松模様の木漏れ日がオセロのように黒く染まっていき、縄張り争いをする様にハナミズキが白い花びらをぶつけあう。遅れてやってきた梅雨の軍勢が夏の天下に抗っている。首裏から生温い青筋が忍び込み背中を滴り落ちる。慌てて本を閉じて走った。揺れる木陰は黒一色となっていた。


題『揺れる木陰』

7/16/2025, 7:09:48 PM

「お昼休み終わるよ」その声にハッとなり、ちょっと待って、いま起きるからと瞼を開けると、見知った自宅のソファに座っていた。真昼の夢だった。テレビの内容と整合性が合わず、寝ていたことに気づく。それどころか人も声も場所さえも幻だった。妄想の襷を繋いで現実と空想の区域を走り抜けていた。



題『真昼の夢』

7/15/2025, 7:27:14 PM

ずっと一人で自立して生きたいと思っているのに二人だけって言われても困る。僕のコミュニケーションの機会を奪うんだもの。なんでも一人でできるから、僕の成長の機会を奪わないで。子供に包丁を持たせないみたいに扱わないで。二人だけで生きていくなら、互いに一人で生きていける能力があって初めて上手くいくと思う。お互いに支え合うのは共依存だから。クマノミとイソギンチャクの関係?それともマンタとコバンザメ?


題『二人だけの。』

7/14/2025, 7:18:39 PM

昔は夏が嫌いだった。暑いしダルいし、イライラしている人が多かった。でも今は嫌いじゃない。夏の辛さは何も変わってないけど(むしろひどくなっているけど)夏ってそういうものだなぁと思えるようになった。つらい経験が心の許容範囲を広げたのだろう。時代遅れかもしれないけど、根性論も今なら少し理解できる。


題『夏』

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