夜汽杏奈

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5/22/2023, 3:44:13 AM

「透明な水」

         夜汽杏奈

優しく風に靡いた髪
薄紫色の小花達は揺れながら歌う
遠くに見える白い山々は青空と広がり
君の笑顔の先に
透き通る川と草原が続いていた

永遠に忘れないであろう、
僕の記憶の欠片
全てが満たされていた、未来
透明な水の中にいた二人
君の笑顔は宝石のごとく反射する光
愛と呼ばれるもの以外
そこに何も無くていい

昨日も今日も明日も
喜怒哀楽もエントロピーもない、
永遠に穏やかな幸福の中で
暇という言葉が世界で一番怖いのよ、
沢山の新たな詩が生まれる星があるのよ、
なぜなら、その星には
悲しみも苦しみもあるからよ、と言う、
唇を塞いだ、未来

この青い星では
君は僕を思い出せず
生まれ変わっても
詩を書き、他の誰かに恋をし、
地球に存在した今は、すでに、過去

君が灼熱のコンクリートの隙間で
添加物だらけのコンビニ弁当を嫌がっても
音を立てず動物実験の動画を見て
どれだけ涙を流しても
一人静かに路地裏で雨に打たれた夜
君は助けてと叫んだから
きっとそれは僕だったから
きっとどんな時も
あの頃の透明な水だけは
いつも君の中に流れている

美しい緑と透き通る川のある、
想像界の未来
無機質な物質だらけのこの世は過ぎ去り
どれだけ詩に引力があろうとも
象徴界と
コントロールされた時のループは
僕が断ち切ろう

変わらないよ、僕がそばにいること
透明な水はいつも君の中に流れていること
穏やかな幸福の未来は、永遠だということ


5/20/2023, 5:49:32 PM

「理想のあなた」

5/18/2023, 12:14:23 PM

「恋物語」

5/13/2023, 5:10:15 PM

「おうち時間でやりたいこと」

おうち時間という言葉の意味がわからない
外に出て人と関わるのは疲れてしまうし
おうちにいようがいまいが
それぞれが選択し、好きに過ごせるように
ならなくてはならない筈
これ以上無駄にCO2排出する仕事はどんどん淘汰されるし
無駄な大量生産大量消費する時代も終わった
お金に執着して贅沢したいとか
高くて美味しいものにこだわったり
旅行して飛び恥する古代人も
もうほとんどいないし
そもそもマンデラエフェクトは
未来創造の際の過去改変だと知り
物質や出来事が幻であることも理解してきているから
愛が真実であり、それを体験するために
相対するものが分裂して目に見える世界になってて
結局統合して光の世界に戻ることも理解してきてる
だから、私は穏やかに楽しくのんびり家族と過ごしたいし
お金を儲けるだけの仕事はしたくないし
どのみちすぐに全ての経済活動はリセットされる
昔、冷たい川で洗濯をしていた人がいた
それを洗濯機を作ることで、洗濯するのが楽になった
仕事って本来、
皆を楽にし、大変な仕事を減らし、
一人でも多くの人の笑顔を増やしていくこと
人にも地球にも優しい未来を創造し、繋いでいくこと
「雇用を守る」っていう言葉は間違っているの
やるべき仕事、やりたいことをすべきで
それがボランティアかもしれないし
お金にならないけど
公園に花を植えるのが好きな人もいるかもしれない
それぞれに役割があるの
いらない仕事や物に意識を向けるのではなく
競争や格差を進めていくのではなく
本来、私達は何をすべきかをゼロから
思い出さなくてはいけないの
研究や技術が進んだ事はとても意味があり、
だからこそ、今後は本来の「宿命」を全うでき、
人間だけじゃない、地球にも動物たちにも優しく
笑顔溢れる世界を築いていかなくてはならないの
人は生まれながらに宿命があり、
緑も鳥もそれぞれに役割がある
自分のやりたいことは何なのか
それはきっと宿命で
皆が一人ひとりお金の心配せずに安心して暮らせて
緑も動物達も神々や祖霊さえも皆が光の中にいて
便利で楽で笑顔になれる
本来の世の中にしていかなくてはならないの
小説や詩を書いたり、ハンドメイドしたり、
バッグを作ったり、絵を書いたり、
本を読んだり、映画を見たり、
家族とたくさんの話をして、
美味しいご飯を作って、皆で食べて、
景色を眺めて、昼寝したい
私の役割は伝えること、愛すること
そこに病気の不安もなく気候変動の恐怖もなく
生きていく為にやりたくもない仕事をすることもなく
競争して人を蹴落とすこともなく
飢えている子供達を心配することもなく
空気はいつも美味しくて
海はいつも綺麗で
全ての命がキラキラしている
美しい緑の星に戻したい

おうち時間なんて言葉は使いたくない
リモートワークしている人も多いし
しなくてもいい仕事時間があるからできた言葉
この世界で、この地球で、
私達人間が本来やるべきことは何ですか?
食料自給率が低い国で、絶滅危惧種が増える一方の国で
どれだけ多勢の人が香害や環境破壊する柔軟剤を何種類作れば気が済むの?
過疎化が進み、神社を守る人がいない田舎に帰らず
クレジットカードの営業毎日やって、
雇用を守る為に(無駄に働かせるために)
AIやロボットに置き換えることも進まず、
伝統文化も、山も畑も廃れていくのを仕方がないと?
今すべきことは?
あなたが本当にやりたいこと、すべき事は何ですか?
その為に社会は、国は、世界は
どのようにしていかなくてはならないのですか?
ブロックチェーン、ベーシックインカム
サスティナブルやエシカルやオーガニック
全ては私達の意志一つ、行動一つで変えられる
すでにもう進んでる
おうち時間という言葉も、グレートリセット

5/10/2023, 1:49:41 PM

「モンシロチョウ」

高層ビルが立ち並ぶ都会の真ん中
緑一面広がるキャベツ畑
たくさんのモンシロチョウが
ひらひら、ゆらゆら
儚く美しく、舞っている
どこからか、チェロの低音が響き渡る空

土の香りは微かな祖父母の記憶
涙の雫は白い蝶へと変化した
赤いギンガムチェックのスカートが
お気に入りだった幼い頃
鮮やかな緑と白のコントラストは
一層スカートを鮮やかにさせ
スキップし、両手広げ、
モンシロチョウ達と踊った

「いつでも遊びに来ればいいさ」
シワだらけの二人の優しい笑顔は
いつも私を見てくれる
何よりそのことが、嬉しかった

競争社会で人を蹴落とし
石油の臭いがする、形だけの恋愛をした
高層ビルからは不細工とキャベツ畑を見下し
土の香りを忘れてブランド物の香水を付けた
物質界に染まった、偽の幸福はモノトーン
メトロノームの音だけが止まない現実
そこにモンシロチョウはいなかった

キャベツ畑のオアシスで
赤いギンガムチェックのハンカチを
風になびかせましょう
たくさんのモンシロチョウは
ひらひら、ゆらゆら
Androidのチェロの音と共に
ヒールを脱ぎ捨て夢と歩きましょう

嘘と虚栄心と不安に飲み込まれていた数分前
何も反射しない高層ビルに吸い込まれていく

今からは自由で真っ白な蝶になりましょう
シワだらけの二人の優しい笑顔が
手を振り迎えに来てくれるまで
たくさんのモンシロチョウと睡眠薬
ひらひら、ゆらゆら
もうあのビルには戻らない
キャベツ畑のオアシスで
赤いギンガムチェックのハンカチを枕にして
微笑みながら眠りましょう




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