7/14/2024, 12:33:06 AM
優越感に浸っていたはずなのにあるときから劣等感に変わっていた。僕がすべてだめにした。「生きるが下手だからこうなるんだよ」と吐き捨てて出て行ったあの子の声も顔も今じゃよく思い出すことができない。やけに消毒液剤の匂いが漂う部屋で、窓の向こうに広がる鈍色の空をぼんやり眺めている。あの人の葬式を思い出す。火葬のとき、煙突から吐き出された煙の色によく似ているから鈍色を眺めていると落ち着くんだ。冬の寒い曇りの日が延々に続けばいいのにと思いながら蒸し暑い季節を淡々と意味もなく生きている。
7/10/2024, 2:54:50 PM
微睡の中であの人のぬくもりを感じていた。意識が鮮明になるにつれてすべてが幻だったことを理解する。まくらが濡れていた。今日は絶対に悲しいことなんて起きないという気候で、太陽が燦々と輝いているのに、涙が止まらない。息が苦しくて仕方ないし、助かりたいのに術がない。あの人によってぼろぼろになった俺はあの人にしか救えないのかもしれない。
7/8/2024, 2:49:00 PM
夜の逃避行で君と見た街の明かりが忘れられない。ねえなんで俺以外と結婚しちゃったの?
7/4/2024, 11:25:05 AM
僕を裏切ったあの子を殺して僻地に埋めたことを神様だけが知っている。暗く冷たい土の中に居るあの子をいつまでも思い続けているのは禊じゃない。ただずっと片思いをしている。最後まで僕を好きだと言ってくれなかったから、あの子の最期をもらったんだ。これでおあいこでしょ。
7/2/2024, 10:59:12 AM
日差しよりもまぶしい君の夏が続いてほしい。ただそれだけだったんだ。ささやかな祈りだったけど、神様はそれを嘲ったのだ。許さない。死んでも呪い続けてやる。