猫背の犬

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微睡の中であの人のぬくもりを感じていた。意識が鮮明になるにつれてすべてが幻だったことを理解する。まくらが濡れていた。今日は絶対に悲しいことなんて起きないという気候で、太陽が燦々と輝いているのに、涙が止まらない。息が苦しくて仕方ないし、助かりたいのに術がない。あの人によってぼろぼろになった俺はあの人にしか救えないのかもしれない。

7/10/2024, 2:54:50 PM