夢を見てたい
君の近くにいると、不思議と安心できるんだ。
すごく疲れている時や、何かがあってすごくイライラしちゃってる時も、君の近くにいるだけでそんなことを忘れてしまう。
だからついつい君のそばに行ってしまうのは許して欲しい。
しばらくは、このぬるま湯のような心地のいい場所で夢を見ていたいから。
三日月
手の届かないものだからこそ、美しく見えるのかもしれない。
夜空に浮かぶ三日月を見て、ふとそう思った。
あなたは私のずっと手の届かない場所にいつもいる。
私の気持ちなんて知りもしないだろうし、これからも知ることはないだろう。
それでも、それに対してどこか悔しさを感じてしまう。
いくらこちらが見つめたとしても、それが向けられることはないのだから。
許されるのなら、どうかあと少しだけ、この一方的な想いを語っていたい。
消えない灯り
君と出会う前は、真っ暗で自分の姿さえもよく見えないような、息がしづらい場所にいた。
いつか、自分の姿すら見失ってしまうんじゃないか。
そんな恐怖を感じながら生きてきた。
だけど君に出会ってから、ようやく暗い場所から抜け出せたんだ。
君のおかげで、道をこれ以上踏み外さずにいられるようになった。
だからどうか君よ、消えないままでいて。
秘密の手紙
君への感謝や今までのことを、自分なりの言葉でまっさらな紙に書いてみることにした。
そう思い立ったきっかけがなんだったのかは思い出せない。
もしかしたら、純粋に暇だったとか、何かしらの本で読んだとかそんなくだらないような理由かもしれない。
まあ、それでもなんとなく書いてみれば、思ったよりも君に伝えたいことが沢山あったみたいで。
気づいたら用意していた便箋は全てなくなってしまっていて、残ったのはとても誰にも見せられないような、稚拙な内容の手紙たちだった。
こればかりは、絶対に誰にも見られたくない。
そう思い、手紙は渡すことなく自室の小箱の中にしまい込んでしまった。
せっかく書いたものだったが、正気に戻った途端恥ずかしくなってしまったのだ。仕方のないことだろう。
だけど、もしも君がどうしても読みたいというのなら。
いずれ君に手紙を渡す勇気が出るまで、どうか待っていてほしい。
それまでは、どんなことを書いたのかは楽しみにしておいてくれ。