今日は、海に手紙を流してみた
環境的には良くないんだろうけど、本とか、アニメとかで、海に手紙を流すところを見て、差し出し人になりたくなった
宛先は、どこか
宛名は、だれか
差出人も、だれか
何にもわからない手紙
なにを書こうか悩んだけど、別に私に戻ってくるわけでもないし、私の人生について書いた
顔の見えない、どこかの誰かが、私の人生を読んで、なにを思うのだろうか
私の人生への思いを、考えを読んで、なにを思うのだろうか
透明な波が足に寄っては戻る
私は手に持っていた瓶をそっと、波に入れる
海へと戻る波に運ばれて、瓶が離れてゆく
どこに着くのか、誰が読むのか、もしかしたら、誰も読まないかもしれないし、海の塵となって消えてゆくかもしれない
私の手紙の結末は、誰も知らない
波に揺られて、運命に身を任せ、どこかの目的地に向かって少しづつ進んでいく
私の人生も、そんなものなのかな
瓶が向かう水平線の向こうを眺めながら、希望を感じた
誰よりも嫌いとか
誰よりも下に見てるとか
誰よりも馬鹿とか
誰よりも◯したいとか
「誰よりも」って、比べる対象がいるということ
目の前の相手がいること
それがどれほどしあわせなのか、気づかずに、
目の前の相手を傷つける
自分も含めて、人というのは鈍感なんだと、思う
君を見つけて、心が躍って
君を見つめて、心が暴れて
君が微笑んで、心が跳ねて
多分私は、君に恋をしてる
告白をしようと思ったけど、喉が詰まって声が出せそうにないや
この気持ちを、そっと、穏やかに、優しく、伝えられたら、いいのにな
あるはずのない未来を思い描いて
誰も予想しない夢を想像して
夢見る私は、今日も君に恋をする
永遠の花束
最初は、たった1人の、小さな芽だった
周りには仲間らしい奴はいなくて、たった1人で生きてきた
たった1人で生きてきたからなのかはわからないが、いつの日からか周りなんて見ずに、黙々と生きてきた
ある日、君に声をかけられて、驚いた
周りには仲間がいて、目の前には君がいた
そこから君と契りを交わし、僕は花束を飾る一つとなった
君がいて、仲間がいて、そして僕がいる
これほどまで嬉しくて、幸せなことだとは思いもしなかった
僕は思った
多分君も、仲間のみんなも同じ気持ちだろう
ー僕達は、永遠で、不滅だ
日の出
山と空の境目から、ちらりと覗く光
キラキラとした光が、空気のちりや埃を、神聖な光で包み込む
まるで天使が舞い降りたかのように、キラキラと舞う
隣を見ると、天使の横顔
今年も、いい一年になりそうな予感がする
この天使が隣にいてくれたら…