冬華(トウカ)

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8/7/2024, 9:39:27 PM

幸せな時間は、どんな形であろうとも、いつか壊れる

人生最大の幸福は、些細な不幸で一気に崩れる

そして、その幸福や不幸は、僕たちが生まれた時、つまり、僕たちの最初から、プログラムのように決まっているのかもしれない

もしかしたら、そうじゃなくて、
生まれた時には、さまざまな選択肢が目の前に用意されていて、それを自分で選んでいくのかもしれない

それは、僕たちにはわからない

だけど、一つわかるのは、終わりがあること

これは、最初から決まっていること

この世界の生き物の、ルール

その終わりが来る前に、悔いの残らない選択を選んでいれたら、なんで思う

8/4/2024, 1:11:50 PM

あなたのつまらないことでも
私がやっていると、嫌な顔を一つもせず、付き合ってくれる

あなたが嫌いなことでも
私が嫌がると代わりにやってくれる

あなたが苦しいことでも
私も苦しいとその苦しみから守ってくれる

あなたにばかり、無理をさせてる

だから

だから、私も一緒に抱えたい

一人で抱えることはできない、ごめんなさい
でも、二人で抱えることは、あなたを支えることは、できる
それならいくらでもやる
私が死んでも、あなたは死なせない

それが私でしょう?
「ありがとう」?
何を今更、そんなのこっちのセリフよ
これから私も抱えるから
あなたも辛かったら、私に寄りかかっていいのよ
て言うより、寄りかかりなさい
命令よ
私はあなたの椅子になるし、ベッドになるし、サンドバッグになる

そのくらいの覚悟は持ってるのよ
そうじゃなきゃ、妻なんて、やってらんないわよ

愛してるわ

8/4/2024, 8:59:43 AM

あなたが眠ってから、どのくらい経っただろう

このままあなたがいなくなってしまうんじゃないかって、何度考えたことか

怖かった、悲しかった、寂しかった

そのくらい、あなたが大切になってた

この病院に入院して、話し相手もいなくて、毎日が退屈だった私に、いろんなことを教えてくれたあなた

警戒心むき出しの私に、ゆっくり、私が怖がらないように距離を詰めてくれて、優しく話しかけてくれたあなた

どんな病気なのかは教えてくれなかったけど、それ以外のことは全て教えてくれた

外の世界のこと、社会情勢、天気とか、小説とか、あなたのこととか

歳の差は10歳もあったけど、私はあなたに恋をした

私は15歳、あなたは25歳、誕生日はあなたが一日遅い

小さい頃から入院してた私は、生まれて初めて友達ができて、その人に恋をした

そんな私の気持ちに答えてくれたあなたは、指輪も買ってくれて、婚約といった

とても嬉しくて、言葉にできない喜びを覚えた

その1ヶ月後、あなたは倒れて、その時から三年が経った

私は19歳、もう結婚もできるし、長い入院からも抜け出した

あなたは29歳、あなたがここに来てから五年が経った、婚約は今年の約束

「起きて…」

ほとんど聞こえないような、掠れた声であなたの額に口付けをする

ぎゅっと、手を優しく包み込むと、あなたの細くなった手を感じて、涙が流れる

みてられなくなって、俯くと、誰かが私の頬を撫でた

ぱっと顔を上げると

「ただいま、ごめんな、心配かけて」

あなたの優しい微笑み

8/3/2024, 12:18:06 AM

病室で一人

この白い空間には、私以外、誰もいない

泣きそうになるような静寂に、一定の間隔で電子音が響く

温度も、湿度も、明るさも、全てが自分にとってちょうどよく、それがなんだか無性に寂しく感じる

窓の外に広がる、夏の青い空は、私のことを目にも止めず、そこに広がっている

深く、碧い木の葉は、蝉の合唱に合わせて、わさわさと踊っている

そんな綺麗な景色を、ずうっとみている


ーーーそんな、想像のお話

8/1/2024, 4:58:45 AM

騒がしいのが嫌だ
同調しなきゃいけないのも嫌だ
自分が押し潰されるのも嫌だ
笑わなきゃいけないのが嫌いだ
責任を負わされるのも嫌だ

全部、複数人でいると発生することだ

だから僕は、一人でいたい

なのに、一人のことを「ぼっち」とか、「孤独」とか、世の中であまり良いイメージを持たれない言葉で表してくる
そのせいで、群れてる奴らに馬鹿にされる

クソが

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