冬華(トウカ)

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7/16/2024, 10:20:19 PM

空を見上げて心に浮かんだこと
今日の空は曇り空
ただ、曇天というほどでもなく、明るい曇り
ほんとに、白い雲が薄くそこにあるだけ
生クリームみたいに、薄く塗られていて、外からの光が僕らに届くほどには薄い
そんな空を見て、思ったこと

何も思わなかったな

何を考えるわけでもなく、ただ、心を吸われたと言えばいいのか
自分が考えてたことをそのまますっぽりと抜かれた感じがした
だから、本当は何か思ったのかもしれない
でも、それはすでに、意識する前に空に吸われた

それが雨となって降ってくるかもしれない
そしたら思い出すかもしれない
でも、とりあえず今は忘れちゃった

そんな朝7時18分
駅のホームには、アナウンスとともに電車がやってきた

7/16/2024, 5:57:12 AM

終わりにしよう、こんな関係
どろどろしてて、べちょべちょした、信頼なんて程遠い、ごみみたいな関係
ずるずるずるずる、今まで引きずってきたけど、それももう終わり
ごめんね、君と一緒にいられなくて
ごめんね、君と永遠に会えなくなって

あの時交わした約束は、もう終わった関係の、あの時の思い出の中に、ひとり、取り残されたまま
ひとり寂しく、泣いている

7/13/2024, 11:29:14 AM

人を見下した。
人生で初めて、他人の人生を下に見た。
ぞくぞくと背筋を伝う、何か。多分これが優越感だと思う。
しかし、それと同時に、心臓が締め付けられる。
その知らない何かは、人の人生を見下せるほど偉くないんだという、劣等感。

気持ちよかった、優越感を感じると、背筋がぞくぞくして、キューンってして、びくびくってして、とにかく気持ちよかった。
しかし、その後には必ず、心臓が締められて、苦しくなって、汗が出て、気持ち悪くなって、息が荒くなる。

それが、癖になってた。
見下す相手は誰でもよかった。
見下す内容はなんでもよかった。
とにかく見下せれば、なんでもよかった。

もちろんそんなことしてたら、周りには誰もいなくなる。でも、その孤独も、最初は辛かったけど、いつのまにか気持ちよくなってた。
孤独なことを感じるたびに、周りを見下せれている証拠だということを感じて、ぞくぞくって、キュンキュンしちゃって、ビクビクしちゃう。
やばいね、やばいね、わたし、やばいよね。

でも、それでもわたしはやめない。だって、気持ちいいんだもん。
悲しむ人がいても、辛い人がいても、知らない。
だって、私が気持ちいいのは、これなんだから。

バーカ、アホ、マヌケ、なんで生きてるの?
相手に連続して罵倒すると、連続で気持ちいいのが這い上がってきて、足もガクガクして、力が入らなくなって、変な声が漏れる。
でも、それを表に出すと危ないから、足はガクガクしてても、声は我慢する。
家に帰って思い出すと、一気にくる、快感。
存分に声を出して、玄関で座り込んで、びくんびくん跳ねる体をそのままに、気持ちよくなってる。


こんな私の頭、どうかしちゃってるよね?でも、それを理解していてもやめられない。だって、気持ちいいんだから。

あとがき
世の中には、自分の欲で他人を傷つけられる人がいる。それは、自分にとってプラスになるからであって、そのプラスの分を得るために、人を傷つけている。仕方のないことではある。でも、仕方がないわけでもない。
難しい。人間の欲望は、他人を傷つけることで満たされる。この世の中。難しいな。
(決して、hなことを書こうと思ったわけではなく、伝えたいことは後書きに書いたんですが、いつものように思い浮かんだことを書いていたら結果的にちょっとhな方に行っちゃっただけであってなんていうかなんというか、とにかくそういうことです。気分を害された方、すみませんでした。)

7/12/2024, 10:35:17 AM

これまでずっと、僕の作品を読んでくれて、いいねしてくれて、ありがとう
ついに、このアプリのいいねの数が2000を超えました
最近不定期の投稿となっていますが、それでも読んでくれる人がいてくれて、本当にありがたいです

これまでずっと、僕の作品を読んでくれて、本当にありがとう
これからも、不定期ではありますが書いていきます
ぜひ読んでください

では、また会いましょう

7/12/2024, 7:59:57 AM

ブブッ
深夜、泥棒も寝るような、静かな暗闇
思わず涙が出てしまうような、寂しい夜
その中で、私のケータイが、ぱっ、と明るくひかる
寝ようにも寝られず、布団の中でぼーっとしていた私は、ケータイに手を伸ばした
画面を見ると、「1件のLINE」という通知が、青い画面に浮かんでいる
ロックを解除すると、先ほどよりも明るい画面が、ばぁっと広がる
眩しさに思わず目を細めて、目が慣れてきたところで、特徴的な緑色のアイコンに触れる
何人ものユーザーの上にある、君のアイコン
赤い数字で「①」と書かれたそこを触れると、決して短くはない、毎日積み重ねてきたトークが広がる
たまに今までのトークを眺めるのが、一つの楽しみだったりするが、そんな時間の一番下に表示されている「未読メッセージ」
寝てる?
っていう一言が送られてるだけだったが、それでも私は嬉しくなって、返信をする
静かな闇に響く、たたたっ、という軽い音
私の中の寂しさは、その存在があったことを忘れさせるほどに、無くなっていた

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