これまでずっと、僕の作品を読んでくれて、いいねしてくれて、ありがとう
ついに、このアプリのいいねの数が2000を超えました
最近不定期の投稿となっていますが、それでも読んでくれる人がいてくれて、本当にありがたいです
これまでずっと、僕の作品を読んでくれて、本当にありがとう
これからも、不定期ではありますが書いていきます
ぜひ読んでください
では、また会いましょう
ブブッ
深夜、泥棒も寝るような、静かな暗闇
思わず涙が出てしまうような、寂しい夜
その中で、私のケータイが、ぱっ、と明るくひかる
寝ようにも寝られず、布団の中でぼーっとしていた私は、ケータイに手を伸ばした
画面を見ると、「1件のLINE」という通知が、青い画面に浮かんでいる
ロックを解除すると、先ほどよりも明るい画面が、ばぁっと広がる
眩しさに思わず目を細めて、目が慣れてきたところで、特徴的な緑色のアイコンに触れる
何人ものユーザーの上にある、君のアイコン
赤い数字で「①」と書かれたそこを触れると、決して短くはない、毎日積み重ねてきたトークが広がる
たまに今までのトークを眺めるのが、一つの楽しみだったりするが、そんな時間の一番下に表示されている「未読メッセージ」
寝てる?
っていう一言が送られてるだけだったが、それでも私は嬉しくなって、返信をする
静かな闇に響く、たたたっ、という軽い音
私の中の寂しさは、その存在があったことを忘れさせるほどに、無くなっていた
私の当たり前は、君とは違ったみたいだ
私の当たり前は、君が隣にいて、一緒にゆっくり歩いていて、歩幅を合わせて、辛い道も、苦しい道も、2人で支え合いながら、進んでいくことだった
でも、君の当たり前は違くて、私は隣にいなかったみたいだ
なんで?私は、こんなにもあなたを愛している、あなただけを愛しているのに
なんで?あなたは私のことを、私だけを愛してくれないの?
ねぇ、なんで?ねぇ、ねぇってば、なんで?なんでなの?なんで?なぜ?何故?何故?
許せない、私の愛を、君は弄んだ
私の恋を、全て無駄にした
こんなの、許せるわけないよね?
そうだよね
だから、終わりにしよう、ね?
私と一緒に、終わりにしよう、ね?いいよね?
そうだよね
街の明かりが、夜の闇を切り開く
暗く、重い闇に、明るく、軽い槍が突き刺さる
その槍は、僕にとっては眩しすぎた
家に帰っても、窓から差し込む光によって、静かな夜など存在しない
車の音、人々の雑踏、正体はわからないが、何かの音
今欲しているのは、静かで、穏やかで、暗い、そんな夜なのに
今は、びかびかとした、街の明かりが、ごうごうとした、人々の生きている証拠が
自分の生活の妨げとなる、障害となる
私の求める夜は、どこに行ってしまったのだろうか
また、あの頃の夜を…
空に輝く小さな光
ずっと変わらない光り方で、空に浮かんでる
その光が綺麗で
手を伸ばせば届きそうで
ぐっと、目一杯手を伸ばすけど
静寂を掴むだけで、その手のひらの中に、小さな光は無い
それがなぜか寂しくて、泣きそうになる
もう一度空を見上げる
そこには変わらず、小さな光が輝いている
ずっと変わらず、僕らを見ている
僕らの世界は、変わり続けていて、その変化に追いつくことが大変だというのに
何も変わらず、そこで見ている