冬華(トウカ)

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6/28/2024, 10:52:29 AM

夏は季節の中でも好きじゃない
蒸し暑いし、日差しは強いし、明るいし、寝苦しいし、汗が気持ち悪いし、虫もたくさんだし、蚊に刺されるし、
夏って好きになれない
楽しみなんて、探しても見つからない

…でも、

でも、君の誕生日があるから…恨めない

あーあ、ほんとに君のせいだからね、私が夏を嫌いになりきれないのは

…なによ

6/25/2024, 1:13:42 AM

1年後、世界が終わると予知された
しかし、その預言者は、日本の、生活が豊かとはいえない、貧しい家の生まれだったため、世間は気にも留めなかった
しかし、そこから3ヶ月後、地下のプレートの動きがおかしくなっていると、地理学者たちの研究からわかった
人類は、世界の終わりだと、少しの間騒いだが、それもすぐに収まり、俳優の活動停止や、どこかの大統領選が始まるなどの話題ですぐに話題には上がらなくなった
しかし、その3ヶ月後、再び地理学者たちが、プレートの動きが速くなり、残り半年で世界はプレートに飲み込まれるのだと発表した

世界は混乱に陥った

嘘だ、と、現実から目を逸らす者や、最後にやりたいことを、と、職を捨て、金を全て使い果たす者、さらには、天国に行こうと、自殺をする者まで現れた。
また、この混乱に乗じて、犯罪が活発化し、さらに混乱の渦に巻き込まれていった

そしてあるとき、SNSで、ある少年の動画が拡散された

それは昔、世界が一年後に終わると予言した、男の子だった
「世界は終わらない、今プレートの動きが活発化しても、世界は滅びない。これから世界が終わるのは、我々人類の、今している行動のせいだ。いいか、死にたくないのであれば、従って欲しい。焦るな。今まで通りの生活を送ってくれ。そうすれば、世界が終わることはない。話は以上だ。これに従うかどうかは、あなたたち次第。」

それは瞬く間に世界に広がり、すべての国から、それに従うように言われた。
戦争はなくなり、小さないざこざがあっても、話し合いで解決する、優しい世界へとなりつつあった。
そして、6ヶ月後。一年後予言の予定日。
この時にはすでに、すべての陸地が日本の周りに集まり、日本は島ではなく、内陸になっていたのだ。

これから、地面がどんどんと地下に飲み込まれていき、最後には海だけになると予想されている。
その予想は、的中した。
雷のような地鳴りと共に、陸が飲み込まれていく。
しかし、人類は絶望するのではなく、後悔していた。

最後の半年、平和な世界。優しい世界。あんな世界で生きてこれたのなら。どれほど良かったのだろうか、と。
自分たちの争いは、とても無駄なことで、最初からみんなで協力していれば、どれほど幸せだったのだろう、と。

そんなおもいをもち、人類は、陸地と共に地球に飲み込まれていった。
預言者のいったことは、最後には嘘になったが、人類全員が、幸せだったと、感じることのできる嘘をついた。
そんな優しい人になれば、優しい世界になるのだろうか。

1年後、10年後、100年後。いつまで人類が生きているかはわからない。その時までに、みんなが幸せだと感じる、感じることのできる、優しい世界を、一度は見てみたいものだ。

6/22/2024, 10:32:39 AM

日常が過ぎゆく今日この頃
私たちの日常も、過ぎてゆく

それを感じると、すこし寂しく思う
私とあなたの時間が、私とみんなの時間が、減っていってるのがわかるから

いつかお別れが来るとわかるこの世界は、よくできていると思う
だって、それがわからなきゃ、今の幸せを感じれないし、別れがやってきた時の寂しさも感じられない
別れが来た後に歩き出せる人も、すぐには歩き出せない人も、たくさんいるけど、立ち上がっても、立ち上がれなくても、それは、別れがあるからこそのこと
それを経験して、強くなる、優しくなる、幸せになる

日常が、過ぎてゆく。いつかは、今すぎている時間が、日常じゃなくて、非日常になる。絶対に、日常との別れは訪れる。

日常が過ぎてゆく、今日この頃。
私は、悔いのないように、生きていきたいと思います。あなたがどうであろうと、今も過ぎてゆく日常の中で、私は生きていきます。
あなたも、日常を、悔いのないように過ごせますように。

6/15/2024, 1:18:41 PM

好きな本
今回は普通に、紹介したいと思います。

カンザキイオリ「あの夏が飽和する」

この本は、もともとボカロであった、あの夏が飽和する、と言う曲の続編となっております。
まず最初に曲を聴いて、小説を読んでください。

個人的に、1番最後の方の言葉、
「生きて、生きて、生きて、そして死ね!」
と言う言葉が大好きです。

この言葉だけで聞いても、何が何だかわからないと思いますが、小説を全て読むと、わかります。

大きめで、分厚い小説で、少しお高いですが、読む価値は十分にあります。
ぜひ読んでください。

ではでは

6/14/2024, 11:20:01 PM

なんだろう、なんか、あいまいな空だ
なんていうの?なんかびみょいっていうか
晴れてるとも言えるし、かと言って晴れてるかって聞かれると違う気がするし、
曇り?いや、それも違う、でも、確かに曇ってるような…

あぁ!もう!なんかあいまいっていうか、微妙すぎない!?
もっとはっきりして欲しい!

「…人間も、こんなふうにあいまいなまま生きていくんだろうな…」

隣でぼそりとつぶやく君の言葉は、なぜかチクリと、心に刺さった
それは、自分が曖昧に生きていると、わかっているからだと、遅れて気づく

この世界は、曖昧すぎる。曖昧すぎる故に、いいことも、わるいことも起こる。それは、この世界の揺るがぬルールなのかもしれない。

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