同情
「その気持ち、わかるよ」
「そうだよね…辛いよね…」
何がわかるの?何が辛いの?
あなたが理解したと思ったって、
あなたが辛くなったって、
私の気持ちは、辛いまま、悲しいまま、苦しいまま
あなたは、私の何がわかるの?
簡単にわかるって、簡単に辛いねって
何を言ってるの?何をもって、私の何がわかったの?
私が欲しいのは、同情なんて言えない同情じゃなくて
私の気持ちがわかった気でいる他人じゃなくて
私の気持ちを尊重して、
わからなくてもわかろうとしてくれて、
話をゆっくり聞いてくれて、
静かに相槌をうってくれて、
うんうん、って、真面目に言ってくれて、
話している時に、泣いてしまったら、
静かに隣に座ってくれて、
寄り添ってくれて、
よしよし、って言いながら、優しく撫でてくれて、
そんな人が欲しいの。
私のわがままを、理不尽を、わかった、任せてって
そう言ってから、その日の夜に叶えてくれる
私が無理なこと言っても、できることを全てやってくれて、
できなくてもいいのに、
できなかったごめんって、
わざわざ謝りに来てくれて、
そのかわりにっていって、私を正面から抱き寄せて、
あなたの香りをいっぱいに吸えるあなたの胸の中で、
ごめんねって囁いて、
優しく頭を撫でてくれる人
わがままだよ。知ってる。私って、そんな人だから。
でも、そんな気持ちを同情されても、うざったいだけなんだよ
本当の気持ちを知ったら、わがままだなんだって、全然私の気持ちなんて、わかってないじゃないかよ
同情なんて、すんじゃねえよ。
悲しくなるだけなんだから、ストレスが溜まるだけなんだから
同情なんてしなくていい。
わかろうとしてくれるだけで、ただそれだけで、いいんだ
ひらひら、ひらひら、舞い落ちる
時にはぴゅうと、飛んでゆく
そんな、何にも縛られず、自分がどこに行くのかもわからないまま、風に運ばれている枯葉に、僕はなりたい
今の地球は、指導者がいて、支配者がいて、自分が進むのは、その人々のもとで働く人生
そうしなきゃ、生きていけない
金がないと、何も買えないし、食っていけない
だから、支配者のもとで働くのだ
そんな、決まった人生なんて、僕は嫌だ
枯葉のように、どこに行くのかもわからずに、
時にはひらひら、舞い落りて、
時にはぴゅうと、飛んでゆく、
また時には、誰かに掃かれているかもしれない、
またまた時には、焚き火として燃やされるかも
そんな人生が、歩んでいきたい
僕は、何にも縛られない
縛られたく、ないんだ
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その日、そんな手紙を残した子供が、飛び降りた
どこから飛び降りたか、それはご想像にお任せします
しかし、これだけは言っておきましょう
この日、ある子供の命という枯葉が、地球という大木から、ひらり、ひらひら、舞い降りた
夢が叶ったのか、叶うことなく、終わってしまったのか…どっちなのでしょうね
あなたに告白
この世界で、また一つの恋が実った
ずっと好きだったあなたと
はぁ、夢見心地
嬉しい、嬉しい!
君に連絡、「ありがとう」
すぐに返信が、「こちらこそ。よろしくね」
よろしくね、だって!
実感が湧かない私に、実感を沸かせてくれる
「また明日」
君と私が、同時に送る
ふふっ、すごい偶然
ベッドにボフッと、倒れ込む
また明日
時計の針が12:00を指す
夢見たいな今日にさよなら
夢を見た後、君に会おう
おはようって言って、手を繋いで…
「すぅ…すぅ…むにゃむにゃ…」
お気に入り
私のお気に入り。
それはずっと、いつまでも、あなただけだからね?
私の愛を、受け取ってくれますか?
僕が思ってること、言っていい?
いいよ?どした?
…好き
?へ?どゆこと?
君が、好き
え?なんで?私、ただの幼馴染じゃないの?
僕は、ずっと前から、意識してた
へ?へ?ぇ…あぁ…
返事は今じゃなくてもいいし、ダメでもいい
うぅぁ…
でも、絶対に諦めないから
わ、わかったから…
だって、この世界の誰よりも、愛してるから
わかったって!よくそんな恥ずかしいこと言えるな!
え?だって、誰よりも愛してるから
だぁ!もう!わかったってぇ!