冬華(トウカ)

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ひらひら、ひらひら、舞い落ちる
時にはぴゅうと、飛んでゆく
そんな、何にも縛られず、自分がどこに行くのかもわからないまま、風に運ばれている枯葉に、僕はなりたい
今の地球は、指導者がいて、支配者がいて、自分が進むのは、その人々のもとで働く人生
そうしなきゃ、生きていけない
金がないと、何も買えないし、食っていけない
だから、支配者のもとで働くのだ
そんな、決まった人生なんて、僕は嫌だ

枯葉のように、どこに行くのかもわからずに、
時にはひらひら、舞い落りて、
時にはぴゅうと、飛んでゆく、
また時には、誰かに掃かれているかもしれない、
またまた時には、焚き火として燃やされるかも

そんな人生が、歩んでいきたい
僕は、何にも縛られない
縛られたく、ないんだ

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その日、そんな手紙を残した子供が、飛び降りた

どこから飛び降りたか、それはご想像にお任せします

しかし、これだけは言っておきましょう

この日、ある子供の命という枯葉が、地球という大木から、ひらり、ひらひら、舞い降りた
夢が叶ったのか、叶うことなく、終わってしまったのか…どっちなのでしょうね

2/19/2024, 11:24:28 AM