誰もがみんな
誰もがみんな、他を傷つけている。
「は?俺はそんなことしてねぇ」「そんな酷いこと、するわけないでしょ!」とか、かんがえた?
人って、生きてるだけで、他を傷つけるんだよ。人に限らず、環境とか、生き物とかに。
あ、だからと言って、死ななくていいんだよ?仕方ないことなんだから。これを書いてる僕だって、気をつけてるのに、人を泣かせちゃったし。
人という生き物は、そこで生きていると、必ず何かがおこって、その現象で傷つく人がいる。いてしまう。
人って、不便だよね。でも、人で生まれたからには、生きていなきゃ、産んでくれた親や、親しくしてくれてる友達や愛人に申し訳ない。
そう、だから、君は生きててくれ。それで、たまたま人を傷つけてしまっても、あまり気負わなくていい。仕方ないことだ。次から気をつけていけば、それでいい。
まあ、人を傷つけてることに変わりはない。だから、人を傷つけてしまう代わりに、他を助けたり、幸せにしてあげてほしい。
みんなが幸せにすれば、傷つけられても、幸せになれるから、精神的に辛くなるや、生物が減ると思うんだ。
一人でも、些細なことでもいいんだ。人を助けたら、「よっしゃ!えらいぞ!自分!」って、大袈裟に褒めてあげて。
はい、これで今日はおしまい!今日の僕は、足を痛めてそうな人が階段を登っていたから、声をかけられた!えらいぞ!自分!
花束
『君に花束をあげようと思う
でも、漫画とか、アニメとか、小説とかに出てくる、
「100本のバラ」とか、そんな大きいもんじゃない
そんなん、お金かかるし、どこに飾るの?って話だからね
ってか、あの花束もらった人って、どこに飾ってんのかなって、本当に思うんだよね
不思議だな
こんな話してたらずっと終わらないから、今回は終わり
また今度話そうな
それで、俺があげるのは、この手紙と一緒に置いてある、一本のバラ。それが、俺からの花束。
花束?って思うかもしれない。でも、俺からの気持ちは、100本分だから。十分だと思ってな。
受け取ってください。俺からの、最初で最後の、本気の思いだ。』
「なんでよ…」
ある少女の前には、一本のドライフラワーと、手紙の入っていた封筒。そして、ある男が、横たわっていた。
にこにこ、にっこり。
君の笑顔は、僕の太陽。
その暖かさは、太陽も超える。心地いい暖かさ。
その笑顔に、何度救われたか。
君は「何もしてないよ」って、笑って言ってた。
でも、君が笑っていてくれることが、僕にとっては救いだった。
僕は、君の救いになれていたかな?いや、たぶんなれてないね。
だって、君はもういないんだから。救えていたら、まだ君はいると思う。
でも、君の手紙には、「ありがとう」っていう、一言が。
なんで。だって、僕は、「何もしてないよ」
どこにも書けないこと
どこにも書けないこと。そりゃ、ここにも書くわけないよ。だって、どこにも書けないことだから。
そんなわざわざ、人の目に晒されるこのアプリにも、日記にだって、書けるわけないよ。どこにも書けないんだし。
いや、いくら頼まれたって、書けるわけない。書かないったら、書かないよ。
…「あなたが好き」だなんて、どこにも書けないし…
時計の針は、静かな部屋の中に、一定のリズムで演奏を響かせている。
カチ、コチ、カチ、コチ…
この、音が心地いい。気がつくと、時計の針は午後8時半をさしている。
1時間は聴いていた。この演奏は、止まることはないと、信じていた。
ある日、演奏を聴こうと思い、ソファに寝転がる。
…、…、…、
あれ…?音が…
君も、突然いなくなってしまうのか。あの人と同じように。人も、君も、信じていると裏切って。
…いや、こっちが勝手に信じてるだけで、そっちには迷惑なのかな。わたしが、酷いことしてるのか。
君たちは、何も悪くないもんね。そうだよね。悪いのは、全部、全部。全部全部ぜんぶぜんぶ。
わたしだよね。