美しい
僕らが生きている姿は、周りから見たらどうなんだろう。
手の届かないような夢を追い求める姿。
なんとか意志を強く持とうと、強がっている姿
人生が嫌になり、死のうとする姿。
悪事に手を染める姿。
人を愛する姿。
自分の生のために、他人を蹴落とす姿。
これらは、どんなふうに見られているんだろう。
少なくとも、僕はこう思っていたい。
「なんて醜く、美しい姿なんだ。」
「この人たち一人一人が、自分のために生きていく姿は、何にも形容しがたい美しさがある。」
「あぁ、なんて美しいんだろう。」
そう、君たちが生きる姿は、それがどんな生き方でも
美しいんだ。
この世界は
みんなは、この世界には、何が溢れてると感じる?
愛?喜び?憎しみ?苦しみ?
人それぞれだと思う。
え?それを聞いて何かって?別になんもないよ。
でも、その時に思ったのが、正の感情に向かってるなら、君の今は良いものだと思う。ただ、これから悪いことも起こると思うから気をつけなってこと。
負の感情だったら、まぁ、辛いよねってこと。でも、これからいいことだって山ほどある。いやになるほどあるから、頑張って生きてかない?ってこと。
まぁ、人生いろいろあるよ。辛いことも、楽しいことも、たくさんある。いろんな感情が、この世界は溢れかえっている。
大変な世界に生まれちまったんだから、頑張って生きるのか、頑張って死ぬのか、しらねぇけどよ。
まぁ、一つ言えることは、何をするにも、頑張るしかねぇってことさ。
まぁ、お前らのことなんて何もしらねぇ奴に何を言われても、響かねぇとは思うよ。
まぁ、ここで会ったのも何かの縁だ。一つだけ言わせてもらうぜ。
「なんとなくでもいいから、少しでもいいから。何するにも、頑張れよ」
そんじゃ、またな。
どうして
ねぇ、どうして?
どうして君は、ここにいないの?
どうして君は、〜と言ってくれないの?
どうして君は、他の女の子を見るの?
どうして?どうして?ねぇ、ねぇどうして?
私のことが好きじゃないの?愛していないの?
ねぇ。なんで?どうして?おかしいじゃない。
私だけをみてよ。私だけを思っていてよ。
あなたは全部、私のものでしょう?
夜。今日も今日とて疲れた。ということで、さっさと寝る。
ベッドに潜り込むと、すぐに眠気が襲ってきて、体が宙に浮くよう。
そして、目を開けると、そこには満点の星空。そこにいるのは私だけ。
私だけが、この景色を見ている。
深く、落ち着く藍色の空に浮かぶ、白い無数の点。
少しひんやりした風が、そよそよと優しく吹いている。
あぁ、心地よい。ずーっと、浮かんでいたい。
そこで、うとうとし始めると、急に手を掴まれて、空に引き摺り込まれる。
私はそれに抗う暇もなく、藍色の空に吸い込まれて、目を開けると、朝日が目に飛び込んできた。
今日という日が始まった、ということだ。
それを感じて、少しストレス。だけど、見た夢の心地よさを思い出して、微笑みを浮かべた。
今日が、どんなに辛くとも、苦しくとも、私は夢を見る。その夢の中にずっといたいけれど、それは叶わない。
だったら、その夢を楽しみにして、今日を過ごすだけだ。
「行ってきます!」
私の声が、真っ青な空に響き渡る。
ずっとこのまま
ずっと、このままでいられたらいいのに。
君が隣にいて、寄り添って、二人のぬくもりを抱きしめあってる。
ずっと、ずーっと、永遠に、こうやって、できたらよかったのに。
君は、目の前で眠ってる。キスをしても目覚めない、眠り姫。いや、眠り王子かな。
目を覚ましてよ。私の体も、心も、全部あげるから。
どうか、目を覚まして。
私が泣いているといつもやってくれる、なでなで。大きくて、暖かい手が、頭に乗っているのが嬉しくて、好きだった。
ねぇ、私泣いてるよ?なんで、その手でなでなでしてくれないの?
どうか、目を覚ましてよ…