夜。今日も今日とて疲れた。ということで、さっさと寝る。
ベッドに潜り込むと、すぐに眠気が襲ってきて、体が宙に浮くよう。
そして、目を開けると、そこには満点の星空。そこにいるのは私だけ。
私だけが、この景色を見ている。
深く、落ち着く藍色の空に浮かぶ、白い無数の点。
少しひんやりした風が、そよそよと優しく吹いている。
あぁ、心地よい。ずーっと、浮かんでいたい。
そこで、うとうとし始めると、急に手を掴まれて、空に引き摺り込まれる。
私はそれに抗う暇もなく、藍色の空に吸い込まれて、目を開けると、朝日が目に飛び込んできた。
今日という日が始まった、ということだ。
それを感じて、少しストレス。だけど、見た夢の心地よさを思い出して、微笑みを浮かべた。
今日が、どんなに辛くとも、苦しくとも、私は夢を見る。その夢の中にずっといたいけれど、それは叶わない。
だったら、その夢を楽しみにして、今日を過ごすだけだ。
「行ってきます!」
私の声が、真っ青な空に響き渡る。
1/13/2024, 12:20:17 PM