空蝉

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6/11/2024, 3:48:49 PM



「夜景綺麗だね。」 なんて言う君に、
「うん、本当に綺麗だ。」って。

別に夜景とか見てないし、
君の横顔しか目に入らなかったのにさ。

街の夜景を見下ろす君がやけに綺麗に見えた
もうずっと前の夏の日。

6/10/2024, 4:35:07 PM

お前はちょうど今の時期ぐらいにそっち行ったよな。
やる事が出来たとかなんとか、 あの時言ってたの叶ったか?

「お前もやりたい事見つけたら真っ直ぐ突き進めよな。」
とか言って。はいはいかっけーかっけーって感じ。

なぁ、俺はお前と笑えてれば十分だったよ。
あの時そう言ったら、お前はここにいてくれたか?

なんてな、また電話する。

6/4/2024, 3:02:45 PM


狭い部屋

俺は本当だめだよなぁ。
田舎からギター1本持って上京して、
大した金もなくてやっと借りれた部屋も狭くて
こんな部屋だと俺とギターだけで
いっぱいいっぱいなんだよ。
あの日お前を追えばよかったんだ。
夢ばっか追ってないで。
お前だけを見てればよかった。

6/3/2024, 3:01:08 PM


恋に落ちた時から既に失恋してるんですよ。
こちとら母数が違うわけで、少数派なわけで。
なんとか本気にならないようにって。
もうその時点で恋してるわけなんですけど
見ないふりしないとあまりに辛いんですよ。

失恋

6/1/2024, 12:43:19 PM

『梅雨』

僕はこの季節が嫌いだ。
だけどほんのちょっとだけ好きな頃があった。

あの頃、僕達はなんでも出来る気がしてた。
頑張れば夢は叶うもんだと思ってたし
空だって、今よりもっとずっと近かった。
そうつまり、僕達は子供だった。
庭に咲いてる名前も知らない花も可憐に見えたし、
あの子が世界でいちばん可愛く見えた。
僕の世界の全てだった。
あの子が僕の名前を呼ぶのが好きだった。
あの子が呼ぶとなんだか特別に思えた。
雨の日は、傘もささずに外を走り回るあの子を見るのが
僕は好きだった。笑うあの子をずっと見ていたかった。

やっぱりこの季節が嫌いだ。
服も靴もびしょびしょになるし、ジメジメするし
頭は痛いし、なんとなく気怠いし。
それに、 つまらないことを思い出してしまう。

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