『秘密の手紙』
机の引き出しの奥に
薄い青色の封筒が眠っている。
毎年、誕生日が近づく頃、ふと思い出す。
封筒の表には、達筆な文字。
あの日、私の心を何度も締め付けた筆跡
破らないよう慎重に開くと
折り目が増えた便箋が現れる。
『 文月へ
誕生日おめでとう。
いつも僕の話を聞いてくれてありがとう。
しんどい時、支えてもらってるよ。
君が笑ってくれると、俺も頑張れる気がします。
これからも、よろしくね。
大好きだよ、〇〇より。』
読み返すたび、胸がじんわりと温かくなる。
あの頃はとても幸せだったな
と読むたびに噛みしめる。
「もしかしたら」と期待して、
手紙の意味を何度も探して
結局、気持ちは伝えぬまま、時間だけが流れた。
今の私たちは、友達だ。
恋人ではなく
理解者として並んで歩ける距離に落ち着いた。
それを寂しいと思う日もある。
でも、この関係が心地よいと思う日も増えた。
私は手紙をそっと封筒に戻し、引き出しを閉めた。
あの頃の想いも、悩みも、ぜんぶ一緒にしまいながら。
でも、これは私の小さな宝物だ。
他の誰も知らない、二人だけの秘密の手紙。
今は友達として隣にいられる幸せを噛みしめる。
手紙に宿った淡い恋は、今も消えてはいない。
けれどそれは、そっと心にしまっておく。
これからの私たちのために。
『冬の足音』
雪が降り積もった日は、
胸がそわそわして落ち着かない。
子供の頃も
そして大人になった今も
その気持ちは変わらない。
私の住む地域では
雪が降ること自体めったにない
だからこそ、
白い世界が広がる朝は、特別な日になる。
玄関を飛び出すと
足の下で「ギシギシ」と雪が小さく鳴る
その音を聞くだけで
冬がやって来たのだと実感する。
気づけば手袋も忘れ
冷たさに指先がじんじんしても構わず
私は雪を丸めて転がす
大きくなっていく白い球に、頬が緩む…
時間なんて気にしない
子供のように夢中で遊び、
雪だるまを作り上げる頃には
手も顔も真っ赤になっている
それでも笑いがこぼれてしまう
年齢を重ねても
この気持ちは薄れなかった。
雪が降った日だけ現れる私の小さな冒険
ギシギシと響く冬の足音は
いつまでも忘れたくない私の宝物だ。
『消えない焔』
夢を追えば追うほど、心は孤独になる。
何度も折れそうになったけれど
胸の奥で燃える焔だけは消えなかった。
誰かの支えになりたい…
その想いが、私をここまで導いてきた。
たとえ小さな灯でも、諦めずに燃やし続ければ、
いつかその焔は、誰かを照らす光になる。
それが、私の“消えない焔”だ。
【無人島に行くならば】
無人島に行くならばと考えて
すぐ出てきたのは…
「何を持っていく?」
であった。
もし、そう聞かれたなら
真っ先に思いつくのは
“生き抜くための道具” たちだ。
マッチ?
出刃包丁?
ノコギリ?
それとも、銛で魚突き?
春夏秋冬どんな季節にも
対応できる服も必要だろうか
私は現実的な性格だから
きっと真面目に考えると思う。
「生き延びるために、まずは準備から」なんて。
けれど、あれこれ想像した末に出た答えは
―…―…―
「いや...親友だな。一択や。」
たぶん被害者は増えるけども(笑)
でも、まあ..親友がいれば
死ぬまで笑って過ごせそうな気がする。
心細い無人島で
どうやって楽しむかは、もはや親友次第。
なんて無責任な話だろう。
けれど
そうやって人に寄りかかることで
自分の心を守っているのかもしれない。
……致し方ない(笑)
「センチメンタル・ジャーニー」
センチメンタル・ジャーニー
といえば!!
「伊代はまだ、16だから〜♪」
とノリノリで歌いました
すみません
ここしか私は、存じませんで。
松本伊代さんの有名な曲ですよね