き きみの声を
み 見つけてみせるの
が 瓦礫の下から
つ 繕うように
む 結んだ口元も
ぐ ぐっと堪えて
う 嬉しそうな顔をした
た たからものを
【君が紡ぐ歌】
私の恋はまるでセミである。
化粧やおしゃれは興味ないの一点張りで。
どこか異性の影を避けている。しかし恋されたら…という淡い幻想を胸に抱いて。
__さなぎの私、ある強烈な存在に焦がれた。
恋とは、なるほどムスクのような薫風が吹くのだ。
__散るな。
_まだ散らないで。
巻き起こった一陣の旋風は焼ける臭いがした。
隣で笑っているのは、私じゃなかった。
__号哭すら届かず。
残ったのは果敢ない骸だけだったのだ。
【LaLaLa Goodbye】
新しき生命を迎える列車に、君は乗車したことはあるか?
私はない。
何故なら、それは黄泉から出発しているからだ。
コスモスが揺れる列車に、君は乗車したことがあるか?
私はある。
何故なら、それは現世から発つものだからだ。
【一輪のコスモス】
私が最後に文章を書いたのは、実に約10ヶ月前だそうです。
つまり私の葉はずっと燃えていて、
今は焼けた葉の色を確かめているのでしょうか。
【燃える葉】
冬休みが始まりました。
寒々とする空気と戦いながら生きる人々が、とても眩しく美しいですね。
さぁそんな今年の冬。冬休み。学生にとって鬼門であろうものは宿題でしょうか。
私のクラスでは以前と比べ提出物は少ないのですが、私にとって難所と言える課題が一つだけ伝えられました。
それは、【文章を書くこと】。
この課題は恩師とも言える先生が読み、評価を付けます。
次の日会うような人に、しかも恩人に見せるなんて、当然ながら緊張します。
しかしそれだけでは難所とは言いません。
大きな理由は、この先生に
『お前は文章を少し勉強しておいた方が良い』
というような話をされたからです。
私の文章は稚拙です。
自覚している問題が沢山あります。
この話をされた状況を言えば、怒るべきだとのことでしたがそれは割愛します。
きっと先生としては、純粋なアドバイスでしょうから。
だから私は、怒る代わりに見返してやります。
成長したなと心の中で呟かせるような文章を見せたい。
どれだけ辛くても、絶対に書き上げてやります。
この壁は、眺めるにしては面白味がありませんから!
_____冬休みは、貓とこたつと原稿用紙を。
皆さま、お身体を大切に。
【冬休み】