始まりはいつも
始まりはいつも下に見られている。
同い年の人からも年下からもなぜか下に見られる。
なぜだろう?
ていうか、私の人生どこから間違ったんだろう?
もしも、好きなところから人生スタートするチャンスをあげるよ。って神様から言われたとしても私はどこからスタートすればいいのか分からない。
生まれた時から?
もう一度始まりを迎える時は間違えないようにしっかりやりたい。
みんなから必要とされる人間になりたい。
頼られる存在に。
生きていていいんだ。って思える人になりたいんだ。
「ねー。みゆうはどんな天気が好きー?」
幼なじみのゆうが聞いてきた。
「んー?秋晴れ。」
「秋晴れ?って?」
「おバカなゆうには分かんないかー。
秋晴れっていうのは秋の空が青く澄んで晴れわたってる時だよ。
気持ちよくてね。
好きなんだ。
落ち着くの。」
綺麗な空気が気持ちいいし、青い青い空を見上げると元気をもらえる。
明日も頑張ろうって気持ちになれるんだ。
「へぇー。秋晴れいいねー。
僕、秋晴れになる!」
「何またいみふめーなこと言ってんの。」
「だってみゆうにとって僕は落ち着いていられる存在でありたいから!」
「はい、はい。ありがと。
もうちょい大人しくしてくれたらゆうと秋晴れ同じぐらいになるかもねー?」
キラキラした目で言うゆうに笑って言った。
高く高く
今日、小説アプリで小さい特集に私の小説が選ばれた。
まさか、選ばれるなんて思ってなかったからうれしかったなぁ。
本当にびっくりした。
最近は何もかもがついてなくて、何をしてもどこに行っても苦しかったから、いいことがあって苦しさが少しマシになった。
少しでも見られる範囲が多くなって嬉しすぎるけど、
だけど、調子にのって、もっともっと高い高いところを目指してしまう。
期待するのは怖い。
だって期待が裏切られた時、期待してた分だけ傷つくから。
今回選ばれたから、これにチャレンジしたらいけるかも?
なんて思って自惚れてたらいつか痛い目に遭うかもって思う。
でも、勇気を出して少しだけチャレンジしてみよう。
現実では苦しくてたまらないから小説だけが私にとって安らぎなんだ。
だからこんなただ思いを語ってる今、心が安らぐ。
ここの私は人のことを気にしなくていいし、現実でも何も言われないから。
ただの私でいられる。
それが安心する。
書くだけで見てもらえる。
私の思いをただ書いてるだけだけど、ハートを押してくれる人だっている。
本当にありがたい。
見てくれてる人ありがとう。
小説を書いてくれてる人ありがとう。
小説を生み出してくれた人ありがとう。
このアプリを作ってくれた人ありがとう。
全てに感謝だ。
現実では辛いけど、ここは私しか知らないから好きなぁ。
子供の頃のように
子どもの頃のようにわがまま言えて、何も考えなくてすんで、将来のことを気にしないでいい毎日っとどんなにいいのだろうか。
子供の頃に戻りたい。
戻って楽になりたい。
この日々から抜け出したい。
一からやり直したい。
子供の頃のように思い切り自分らしくいたい。
周りのことなんて気にせずにいたい。
子供の頃に戻りたい。
苦しいどうしようもなく色がない毎日を生きるのに疲れる。
それでも生きていくしかないのだから、この世界は残酷だ。
全て諦めて死のうとすることは簡単だ。
でも、自分はよくても家族が悲しむかもしれないから。
悲しまなくても死んだ後にも迷惑かけるだろうから。
死ねない。
周りのことを思い出すと死ねない。
それに死にたくない人だって死んじゃうことがあるんだから命を無駄にできない。
だから生きるしかない。
ただこの日々から解放してほしい。子供の頃に戻りたい。
ただそれだけだ。
現実は汚いモノばかり。
すべてが嫌になる。
小説のように過去に戻れたり、特別な能力があったりすることはできない。
ただただ、苦しみながらも生きるだけ。
寝る前、涙を堪えながら
明日、私に特別な力がありますように。とか
あの日に戻って全てをやり直して変えられたらな。とか
そんなことを考える。
不可能なのに。できやしないのに。
小説みたいに奇跡が起こればどんなにいいんだろうか。
ないと分かっていてもそう願わずにはいられない。
無理だからせめてせめて、小説を読んだり、書いたりすることに逃げる。
気が楽になるから。
汚いものから背を向けれるから。
小説。
それが私の生きる武器だ。
みんなは生きるための武器は何を持ってる?
それを必死に生きて行くしかないよね。
それぞれ場所も何もかも違うけど、頑張って行くしかないよね。
明日を生きるために。