ホラーベル

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11/12/2022, 4:01:38 AM

僕は飛べない。

この退化した羽では空を飛ぶ事はできない。

どこかへと飛んでゆく、僕とは他の種族を見ながらただただ羨む、妬み続ける。


空に向かって鳴き叫んだ。

11/10/2022, 7:50:37 AM

今私は恐怖を感じている。

なぜなら、私以外に誰もいないはずなのに扉が勝手に閉まる音がしたのだ。

大きな音を立てて、カチリっという音まではっきり聞こえた。

嫌な予感が脳裏によぎった。

幽霊…。

霊感はないが、怖がりな私は震え上がった。

幽霊ではなくとも、泥棒かもしれない。

私は武器になる物を手に、恐る恐る音のした方へと忍び寄る。

静かに覗き込むと…

何もいなかった。

私は"良かった…"とホッとして部屋に戻った。

11/9/2022, 8:38:54 AM

"努力するなんて意味ないよ"

アイツが私に言った。

"…別に"

私は特に反論も肯定もしないまま呟いた。


意味がないことを続ける事で、いつかは意味が見つかるかもしれない。

そんな希望を持ちつつ、私は今日も夢に向かって努力する。

11/7/2022, 12:46:17 PM

あなたとわたしは離れない。

きっと、離れない。

あなたがわたしから離れたいと願わない限りは、わたしはずっとあなたの側にいる事を誓った。

あなたがわたしの肩に頭を乗せて寄りかかる。

わたしはその頭を優しく撫でる。

あなたが気持ちよさそうに目を閉じた。

しばらくそうしていると寝息が聞こえてきた。

あなたの寝顔を見つめて、わたしは微笑んだ。



#あなたとわたし

11/6/2022, 7:02:41 AM

「私にとって、君は光だ」

普段はそんな言葉、気軽に伝えることなんてとても出来ない。

なにより小っ恥ずかしいのだ。

だけれど、君にはかけがえのない価値を感じている。

無償の愛を捧げたくなる。

だから、勇気を振り絞って君の瞳を真っ直ぐ見つめて伝えた。

こんな光景をもし他者に見られたなら、周りからはこう思われるだろう。

キザったらしくて痛々しい事を言っている奴だと。

だがきっと、私はそんな視線は気にしないだろう。


先程の言葉も照れ臭かったが、もっと率直に愛を伝えたいと思った。

そして口にする。

"君を愛してる"と。

君の瞳から雫が溢れて頬を伝った。

その雫に光が反射し輝いて、一筋の光が生まれた。






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