「私にとって、君は光だ」
普段はそんな言葉、気軽に伝えることなんてとても出来ない。
なにより小っ恥ずかしいのだ。
だけれど、君にはかけがえのない価値を感じている。
無償の愛を捧げたくなる。
だから、勇気を振り絞って君の瞳を真っ直ぐ見つめて伝えた。
こんな光景をもし他者に見られたなら、周りからはこう思われるだろう。
キザったらしくて痛々しい事を言っている奴だと。
だがきっと、私はそんな視線は気にしないだろう。
先程の言葉も照れ臭かったが、もっと率直に愛を伝えたいと思った。
そして口にする。
"君を愛してる"と。
君の瞳から雫が溢れて頬を伝った。
その雫に光が反射し輝いて、一筋の光が生まれた。
11/6/2022, 7:02:41 AM