昨日の投稿の続き
夜通し熱い鼓動を響かせた竹取の翁、空が白くなる頃にやっと最後のビートを終え家路に着きます。
家に着いてまず言われた事は
「眩しくて寝れやしませんでしたよ」
とのお婆さんからのクレーム。
次いで
「音も煩いし、昔より腕落ちたんじゃありませんの?」
という煽り。
お爺さん、それが悔しくて翌夜も竹藪へと向かいましたが、そこにはもう光る竹もターンテーブルも無いのでした。
(眩しくて)
竹取の翁のオマージュ、お爺さんやっぱり昔ヤンチャしてたわ。
お爺さんは光る竹に引き寄せられ竹藪へと入っていきました。
そして、何色にも光る竹に囲まれ気付くとターンテーブルの前に立っておりました。
その日山からはドゥンドゥンと熱い鼓動のビートが響き、天を貫くレーザーが夜を照らすのでした。
(熱い鼓動)
竹取の翁のオマージュ、お爺さん昔ヤンチャしてた?
犯人の猿の家に潜んで仕返しの時を待つ栗、蜂、臼、子蟹。
しばらくして猿が帰って来たので作戦を決行します。
猿が囲炉裏に火を点けしばらくしたら囲炉裏に潜んだ栗が飛び出し猿に当たるはずなのでしたが、火を点けた猿はすぐに囲炉裏を離れトイレへ。
じりじりと熱される栗は堪らず誰も居ない居間に飛び出しました。
そこへ戻った猿。
焼けた栗が床を焦がす前に火箸で掴み水桶へ投げ込みます。
水桶の中には、本来なら栗で火傷をおった猿が水で冷やしに来たところを刺す為に蜂が待っています。
水桶の蓋が開き出番だと飛ぼうとした蜂は栗の直撃を受け一緒に水の中へドボン。
羽が濡れて飛べません。
そして屋根の上で待つ臼は、いつまで経っても出てこない猿が気になって一度屋根から降りてきまして…
室内にいた猿は屋根の上でドスドス歩く音が気になって外へ出てきて…
鉢合わせ。
そんな様子を見ていた子蟹、タイミングの悪さに頭を抱えてしまうのでした。
(タイミング)
サルカニ合戦のオマージュ、一発勝負そんなに上手く行くことも無いよね。
水面から顔を出し、遠くに見える虹を見つけた。
虹は水面に突き刺さっているように見える。
ならはじまりを探して泳いでいけば虹に触れるかもしれない。
水中に潜ってその方向にどんどん泳ぐ。
時々顔を出して虹を確認するが近くなっていない。
もっと早く泳ぐ。
まだ遠い。
そうこうしているうちに虹は消えてしまった。
そして虹の代わりにいくつもの竜巻がそこにあった。
(虹のはじまりを探して)
人魚姫のオマージュ、虹の原理を覚えましょう。
どんぶらこっこどんぶらこっこと流れ着いた大きな桃、ですがここで拾われる事はほぼないでしょう。
雨季明けの砂漠に出来た大きな水溜まり、オアシス。
そのすり鉢状の水溜まりは近付けば蟻地獄のように吸い込まれ助け無しには上がることは叶わず、溜まった水も飲用には適さない質で、まずこのオアシスに寄る者が居ないのです。
なぜここに桃が流れ着いたのかは不明ですが、この桃から始まる物語はあるのでしょうか?
(オアシス)
桃太郎のオマージュ、砂漠のオアシスってよくヤシの木とか生えてるような描写が多いから桃太郎よりヤシ太郎が生まれる可能性も。