オリオン

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11/21/2024, 11:46:20 AM

どうすればいいの

若い頃何度もつぶやいた言葉。でもその頃はヤケクソ的な言葉だったり、いくつかの選択肢があってどれを選んでも結末が想像出来る事だったり、自分や誰かに甘えた心持ちだったり。
本当にどうすればいいかわからない時、言葉は出ない。心も身体もフリーズして、時間が止まったかのように全てがスローモーションに思えた。どうすればいいの…そんな言葉すら頭には浮かばない。頭が真っ白息をすることも忘れていた。少しづつ意識が戻りこわばった顔は笑ってるように見えただろう。
ふらふらと何処ともなく歩いていたら、危ない!と体を抱きとめてくれた人がいた。死ぬつもりはなかったけれど、止められなければ取り返しのつかない事になっていたのだろう。
何が起きても、どんな事になろうとも、時間は止まらない。自分も周りの人も地続きで生き続けている。
逃げることは出来ず、瞬間瞬間の続きを鉛のような想いで抱え続けこの世から今すぐ消える事が出来たならどんなに楽だろう。

今こんな事を書けるなんて…自分でも信じ難いけど、生きていて良かったと何となく思う。
どうすればいいの…時々そう思うこともあるけど、行きてれば何とかなる、逃げようと思えば逃げる事は可能なのだと、今なら思える。

声に出そう、自分に、誰かに、助けを求めよう。大丈夫!何とかなるし何ともならなくても、大したことはない。生きるも死ぬも髪の毛一本切るようなこと。

11/20/2024, 1:37:06 PM

宝物

誰にでもあるのだろうか、宝物。

子供でさえ『宝物入れ』なんて言って、ガラクタを集めてどれにも思い出や自分だけが分かる意味ありのものを大切に持ってたり。

子供の頃、金のイヤリングをプレゼントされて、つけることはなかったけど、見ているだけでドキドキしたっけ。時々出して眺めて、つけてみて揺らしてみては夢見る乙女になってた。

カーペンターズやビージーズ、ビートルズ、大好きなアイドルのレコードや天井や壁中ポスターを貼ってその宝物に囲まれてた幸せ。

全て失ってしまったけど今、ここにあったらどんな気持ちになっただろう。

たまに宝島の洞窟の中に隠された世界中の金銀財宝を見つけその中で金杯に真珠を満たし、お酒を飲んでみたい…なんてこと考えたり。

子供達が小さかった頃、夕食を食べながら学校であったことを我先にと同時におしゃべりが始まると、私のお腹はねじれるくらい笑いあった。あの瞬間が私の人生の一番の宝物。

どれも今、目の前にない。
思い出すだけ…手が届かない宝物ばかり。でもその思い出があるだけで、私の哀しみは癒される。今日まで生きてこれたのもその御蔭かなって思える。
誰かの心の中でほんの少しでも、私の一部が宝物になっていたら嬉しい。

宝物 今この時を満たし明日を生きる力をくれる 大丈夫だよ 恐れないで 夢を見よう きらめきは貴方の中に ひっそりと 生きているのだから。

11/19/2024, 1:07:03 PM

キャンドル

キャンドルって素敵な響きだと思わない?その響きだけでキラキラ✨️
星が周りから降ってくるような感じ。小さくても暖かいほんわかした、それも良い香りが漂ってくる感じ。そこには幸せそうな人達、ドキドキな雰囲気の2人、心から幸せを祈るパパママに抱かれた子供の笑顔が浮き上がる。

でも、凍えた体で雪の中、一本のキャンドルに全てを支えられている人もこの世の中いるかも知れない。

キャンドルだけでは火はつかない。誰かさんが用意し何らかの火種を灯してくれて初めてその使命を全うできる。灯した人はその炎に温められ照らされ心の奥の奥から、裸のその人自身を炙り出され、その小さな灯だけが心の支えのように、何かを祈る様に見つめる。目が離れなくなり吸い込まれるようにいつまでも見ていると、素直になっている自分に驚く。気づけば『ありがとう』
と呟いたりして。可笑しいね。

11/18/2024, 11:44:23 AM

たくさんの思い出

人と比べる事はやめましょうと当たり前の様に言われます。もちろん正論でしょう。でもやっぱり比べてしまうのです。子供の頃からのクセは抜けないようで。
子供の頃、1人でいることが多く学校でも放課後でも家に帰っても。
友達は初めは居たけど気がつけば居なくなってた。家に帰ると晩御飯だけテーブルにあり、1人で食べる毎日。家族は私の話はまともに聞いたことがない母親のみで、仕事が忙しく学校の行事に来たのは、いつのか忘れたけど入学式と卒業式だけ。お祭りなんて家族で行ったことないし、旅行?は〜。でも聞こえて来る周りの友達の話では、夜、家族団欒のあれやこれや、家族旅行の話、年越しの楽しい話が否が応でもでも聞こえてくると、比べてしまう。何故私は1人なの?思い出が少ないの?思い出を語り合う家族がいないの?
私は元来笑い声が大きくて、話が好きで、誰にでも話し掛ける女の子だった。でも次第に、忘れてしまおう…つまらない事は…悲しい事は…寂しい事は…全て忘れてしまおう。
そんなクセが出来上がり大切な思い出さえすぐ忘れてしまう人になってしまった。昔、私が居ない時『可哀想な人』と子供達が話していたそう。どんな意味で言ったのか、聞く勇気はない。

今、私の家族は賑やかで毎晩大笑いさせてくれて、1年に何度も旅行行き、年末はゲームで大盛り上がり、大勢で新年のお参りに行っています。それぞれにたくさんの思い出が出来ますようにと心を込めて祈ります。

最上なものは過去ではなく未来に有ります。

11/17/2024, 11:19:11 AM

冬になったら

何回目の冬になる?
いつもと違う気がする。
毎年そんな気がする。
同じ日なんて無いし、同じ季節もない。昨日と同じ事していても感情はオリのように何かが積もり濁り、同じ顔には見えない。

さあ、もうすぐあのさむ~い厳しい冬がやってくる。心の準備はできましたか?お布団はふわふわもこもこにして電気毛布もオッケーです。服も靴下も裏地がふわふわのあったか~いもの用意しました。カーペットも厚いふわふわで電気カーペットもオッケーです。寒い日々こもり人の
自分のために読む本は沢山用意出来ました。

冬になったら空を見上げはらはら落ちてくる牡丹雪に声をかけましょう。びゅーびゅー吹雪く空に向かって大きな声で呼んでみてもいいですか?

貴方…そちらも寒いですか?
もう何も感じませんか?そこから私が見えますか?それともこの冷たい風は貴方から吹いていますか?この雪も風も光も陽だまりも全てに貴方を感じます。
愛していました…そっと声に出して伝えてみます。
冬になったら…。

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