どうすればいいの
若い頃何度もつぶやいた言葉。でもその頃はヤケクソ的な言葉だったり、いくつかの選択肢があってどれを選んでも結末が想像出来る事だったり、自分や誰かに甘えた心持ちだったり。
本当にどうすればいいかわからない時、言葉は出ない。心も身体もフリーズして、時間が止まったかのように全てがスローモーションに思えた。どうすればいいの…そんな言葉すら頭には浮かばない。頭が真っ白息をすることも忘れていた。少しづつ意識が戻りこわばった顔は笑ってるように見えただろう。
ふらふらと何処ともなく歩いていたら、危ない!と体を抱きとめてくれた人がいた。死ぬつもりはなかったけれど、止められなければ取り返しのつかない事になっていたのだろう。
何が起きても、どんな事になろうとも、時間は止まらない。自分も周りの人も地続きで生き続けている。
逃げることは出来ず、瞬間瞬間の続きを鉛のような想いで抱え続けこの世から今すぐ消える事が出来たならどんなに楽だろう。
今こんな事を書けるなんて…自分でも信じ難いけど、生きていて良かったと何となく思う。
どうすればいいの…時々そう思うこともあるけど、行きてれば何とかなる、逃げようと思えば逃げる事は可能なのだと、今なら思える。
声に出そう、自分に、誰かに、助けを求めよう。大丈夫!何とかなるし何ともならなくても、大したことはない。生きるも死ぬも髪の毛一本切るようなこと。
11/21/2024, 11:46:20 AM