夢に出てきた君は優しかった。
最近悲しいことがあったって?
いつもの君の笑顔じゃなかったから。
今の悩みの裏を考えてみよう。
きっと、明るい面が見えてくる。
いや、きっとじゃない“必ず”ね。
大丈夫。僕がしっかり見てるから。
朝日の眩しさで目が覚めると
無意識のうちに涙が溢れ、
貴方のいない朝を迎えた。
【裏返し】#24
どんな雲の上でも
いつかは飛べる鳥でありたい。
【鳥のように】#23
これを書いている今があるのは
昨日より少しだけ
生きてみようという気持ちが
戻ってきたから。
ある曲を聴いて
“誰にもさよならを
言う人がいないなら”
“この全世界の人に嫌われたら”
涙が止まらなかった。
その条件は満たしていない。
きっと今死んだら
後悔するし辛くなるだろうと
伝えてくれたんだなと…嬉しかった。
生きてもいいんだよ
そう言っているように聞こえた。
また死にたくなったら
さよならを言う前に
あの曲を聴こう。
私の命を救ってくれた言葉に
ありがとう。
【さよならを言う前に】#22
無意識に下を向き始めるようになると、
今がどんな空模様か分からなくなる。
そうなると直ぐに、雨が降り出す。
気分は雨雲よりも重く、暗くなる。
それでもどうか、生きても良いと
認めてほしい。
水溜まりの中に、虹が見えるのを
心のどこかで願っているから。
【空模様】#21
「死んだ人間が霊になって
生身の人間に害を及ぼす」
などという霊的な物事について
私は興味を示したことがなかった。
私、寂しくて仕方がなかったのよね。
この世の光が闇に飲み込まれてから
ドアをノックする音が聞こえ、
階段を登る足音が聞こえ、
貴方が誘っているのかもと思った。
だから、私は--
午前3時ぴったりに鏡の前で
何度も、何度も、何度も礼をした。
その間も、毎日真っ黒な塩を変えた。
でも、貴方は来ていない。
私、貴方のこと大好きだったから
全て、覚えてるのよ。
ドアをノックする音、
廊下を歩く足音、
それらの速さとか、強さとか。
--ずっと、待っているわね。
--鏡の前で。
【鏡】#20