今日は歯医者へ行く途中の交差点の信号待ちで、夫の車の天井を開けた時に月を見つけた時と、スーパーでカートを押している時に幸福を感じた。
幸福感の理由をあれこれ考えてもつまらなくなる。ただ、その瞬間に母の事や息子たちのことや義母の事や、会社の同僚やいろいろな人が思い浮かんできた。
幸福感とはそういうもんだろうと思う。
スーパーでは、レンコンとネギと豆苗と白菜と、里芋とカボチャとシイタケとニンジンと、凍り豆腐と無添加の醤油と白炒り胡麻と、指定ごみ袋と、かぼす果汁とみりんと蕎麦を買った。
夕食は、シイタケの内側に、刻み葱と塩コショウごま油を混ぜたものを乗せて焼いた。
ゴボウとレンコンとシメジのきんぴらと、
ニンジンをスライサーでスライスしたサラダ。あとは、カブと白菜キノコの野菜スープ。ご飯は五分づき玄米。粗食メニューなのに、逆にそれが贅沢な時代になってきた……
あとは、
カブとニンジンをみじん切りにして、塩コショウで炒めて炒り胡麻を入れて、ふりかけをたくさん作っておいた。おにぎりに混ぜると美味しい。
かぼす果汁と米油と醤油でドレッシングを作ってみたら上手くできた。塩味が足りない気がしたからそこはもう少し工夫が必要。(もっと上手くできたら、ヴィーガン食の集いの時にお披露目しようと思う。)
交差点の信号待ちの時、
隣の夫に、「あ、月」と、教えてあげた。
「あ、ほんとだ」
隣の妻が、幸福感の真っ只中にほわんと浮かんでいたとは、、思いもしなかったと思う。でも、夫はわたしからの幸福感を浴びていたと思う。帰りの車で夫は、歯医者さんから聴いた面白い話をしてくれた。
……木漏れ日の跡………それは、わたしには初夏の頃のイメージです。
今日は北寄りの風力3、カラカラの枯れ葉が青い空に舞ってるのを見ました。そしてお月様も乾いているように見えました。
足元ではなくて、空を見ていました。
ささやかな約束。
はい、
さっき夫と、来月とある日曜日の、1泊お出かけ計画をしたばかりです。出かける日、わたしは仕事なので夕方から出発します。
夫の車は、御年20歳で、それは関係ないけれど屋根がガラスルーフになっているので、パーっと天井を開けると空が見えます。
雪なら雪でもいい、
今年最後の夜ドライブです。
おにぎりと漬物持って、水筒にお湯入れて、味噌玉持って、、夕食はそんな感じ。
夜明け前に帰ってきて家で眠ります。
昼は遅く起きて、山の蕎麦屋に行って天ぷら蕎麦を食べます。
食べたら家に帰って来て、また眠ります。
なんて贅沢なんだろう。。
ささやかでは、なくなりました。。
やっと母の施設では外出も可能になり、雪が降る前に一度は母をドライブに連れて行きたいと思い、今日、決行。母は、外の空気に触れるのは病院へ連れて行かれる以外にはなかったから、自由外出は4年ぶりになる。
施設から連れ出して、
わたしがいつも行っているスーパーへ行って、ちょっと買い物してから自宅へ連れて来た。
その時に、
「熊が新幹線に乗って大変だったみたいだよ、木を切るから人間が悪いんだ、熊は悪いことはしてない、生きてるだけだ、」と、母が言った。(実際のニュース内容とは違いました)
ラジオでそのニュースを聴いて、誰かと喋りたくて喋りたくたまらなかったけど、まわりの入所者は世の中のニュースなど興味なく、話し相手にならなかった、ということだった。母が恐れているのは、そういう環境にあって、自分も世の中の何も興味が無くなる事が怖いらしい。
気丈で頑張り屋で働き者の母らしい若々しさだと思う。
そのニュースに関しては、わたしも知らなかった。
母は、わたしに、
「見える目があるのにニュース見てないのか!」と怒った。
すんません………
母はわたしに、ひとしきり怒りをぶつけて、
「なんかいい車になったね?、」と言った。
5年落ちの中古車で今年で7年になります。ディーラーで120万で買いました。わたしのなけなしのお小遣い、即金で買いました。
母は、
「そう、金持ちだね、」とか言って、
「前の車はボロだったからね、」
と。。
確かに前の車は、10年落ちの中古で40万、3年でマフラーに4ヶ所亀裂が入り、後ろの車軸がサビでボロボロ……蛇行運転をなんとか制御しながら乗ってた。初めての車だったから、蛇行運転もそういうもんだと思って、、今の車が、ハンドルまっすぐで走ることに驚いた。。
そんな事を話したら、
「あんたは、むかしっからそういうところあるバっカだねぇ、車はまっすぐ走るんもんだから、こっわい、事故しなくてよかったよぉ……」
わたしは!!、あんたのバカ娘ですよ!
と言いたかったけど、喧嘩してもしょうがないので………、
しばらく走ってると、
「…死んだ〇〇おじさんや、シロやエリがあんたを守るって夢に出てくるから、大丈夫だろうけど、気をつけなよ、」
シロは中学生まで飼っていた犬で、エリは息子を産んで1年目で死んだ猫。
なんだか、胸が、
ツン、とした。
亡くなった人や、ペットの、いろんな人の想いを、わたしは背負っているんだと思うと、胸の辺りから涙という感謝がこぼれてきた。
わたしはゾンビだ。
過去にも四柱推命の先生から、『貴女は、少なくとも、3回は死ぬような目に遭っている、守護霊が相当強い』と、言われた事がある。
母が死んだら、ますます強くなる、
それは何故なのか、、
やりたいこと、じゃなくて、
わたしには、やるべきことがあるからだ。
それは、もう分かってる。
施設に着いて、母が車から降りる時、職員さんに身体を支えられると、母はとても弱々しくちんまい老人になってしまった。
あんなにわたしを怒ってくれてたのに、
わたしの去り際に、何か言いたくても言葉にならない様子で、「また、」とだけ言った。
母には、「足は寝てても動かしてね、」と、言った。本当に一歩も歩けない、力が入らなくなったら、車に乗せることもできなくなるから。
がんばって。
頑張り過ぎないで。
わたしもがんばる。
無理しない、りきまない、有明の月。
祈りの果てには、また、
祈りでしょ。
今朝、出勤すると、会社事務所がわちゃわちゃしていてどうしたのかと思ったら、、年末調整クラウドで個々に書類を作成して提出する、という通達が出て、わちゃわちゃしていた。
もう個々に作成して提出するシステムになってから4年も経つけど、みんなやり方を忘れてしまって、それぞれが勝手にブツブツ何かひとりごとを言いながらスマホいじったり、相談したりしていた。
ログインのところからつまずいてイライラしている人が1人、諦めた人1人、スマホと格闘中の人1人。説明文を読み上げてる人1人。
隅っこにつくねんと立ち尽くしている人が1人、自宅でやってきたけど自宅のPCでプリントアウトできなくて……ということだった。
その人はチーフに、「スマホから、PCからプリントアウトするにはどうやるんですか?」と、聞いたところ、
「そんなの知らないですよ、」と、にべもなくあしらわれたと言うことだった。チーフともなると、多方面に仕事があるから、個人的な対応には余裕蛾無いんだと思う。
わたしが、
「マネージャーさんに聞いてみたら?」と、言うと、
なにやらモゴモゴ………、たぶん、チーフにあしらわれたのがショックで誰にも何も聞けなくなったようだった。気持ちが繊細で優しい人なのだ。
なので、
「わたしから聞いてあげるよ」と、言うと、
「でも………」……………
「もぉー、聞いてあげる⤴」
マネージャーに各々云々説明して、会社でプリントアウトしてもらえることになった。
マネージャーが、わたしの年末調整も会社のPCから打ち込んでくれて、ラッキー♪
マネージャーは、総括責任者だから視野が広いのだ。。
来年もまたこの時期に、どうだったっけ?どうやるんだったっけ? と、なると思う。
今日は二十三夜月。下弦の月の始まり。
無理しない、力まない。
ティーカップは、うちに無い。コーヒーカップならある。
一昨年、夫が自然薯を買ってきて、擂り鉢が無かったからAmazonで購入した。
濃い味噌汁を作って、擂った自然薯を溶いて食べた。また食べたい。
擂り鉢は普段使う道具ではないから、その時使ったきりで、タンスの上に乗っけたままだった。さっき思い出した。
台所で、
夕飯の支度をしていると、風呂から上がったばかりの夫から、「腰に湿布貼ってちょーだい」と、言われて、
わたしは自分の手をペーパタオルでキッチリ拭いて、それでも少し湿り気の残る冷たい手で湿布のビニールを剥がし、ぺタリと貼り付けてあげた。
わたしの指先が、温まった夫の腰に触れないように気をつけている、、
そんな自分の指先に気がついた。
二十日余りの月夜。