たまごサンド食いたい

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7/21/2025, 1:37:18 PM

七夕。7月7日。織姫と彦星が一年に一度だけ逢えるというその日。本来の七夕は旧暦の7月7日であった。現代の暦に直すと、ちょうどペルセウス座流星群が見頃を迎える時期と重なる。
遥か昔の人は、空に浮かぶ天の川と、それを貫く流れ星を見て、織姫と彦星の話を思いついたのではないか___なんて、考えてしまう。

「一年に一度。星が天の川を貫いている…あの光の橋を誰かが渡っているのかもしれない。一年に一度だけの、男女の逢瀬…この話いけるぞ…」

実際そうだったかなんてわからないけれど。そうだったらいいな。古代の人と時代を超えて通じてる気がして、なんだか嬉しい。

万葉集には七夕を詠んだ歌が百首を超えるという。古代中国の人々も、日本の万葉の歌人たちも、皆、七夕の日には空を見上げ、天の川の向こうの誰かを想っていたのかもしれない。ペルセウス座流星群は、私といにしえの人々を繋いでくれている。きっと、そう。

7/17/2025, 2:09:16 PM

大きな木の根元でギター弾きながらでかい犬と戯れたい。鼻をくすぐる風はきっと心地いいだろうなぁ。

7/17/2025, 4:59:53 AM

白昼夢。微睡に響く電車の音。揺れる白いカーテン。干したシーツの匂い。新しく変えたネイル。涎のついたぬいぐるみ。目を瞑る。思い出せない夢に想いを馳せる。

7/15/2025, 6:09:55 PM

中学生の頃。優等生だった私は、悪いことに憧れていた。クラスのちょっと派手な子。同じバンドが好きだった彼女と一緒に、親に内緒でライブに行ったり、深夜にこっそりコンビニに行ったりしていた。

ある日の放課後、彼女がピアッサーを2つ用意していた。私に片方渡してきて、「ここに開けて欲しいの」と茶髪の髪を掻き分けて、印のついた耳を差し出す。「軟骨だよ!?痛くないの?」と尋ねると「ここならパパに怒られないから」と笑う彼女は眩しくて、どこか羨ましかった。
バチンッ
赤くなった耳を鏡で確認しながら「かわいい♡」と喜ぶ彼女。それだけで、私はこの子の友達でよかったなと思うのだ。
「〇〇も開けよーよ!」そう言って彼女は冗談めかして笑う。「うん。開けたい。」普段学校では優等生の私がそんなことを言うとは思っていなかったのか、驚いたように目を見開き、「いーの?」と尋ねる彼女。「うん。でも、軟骨は怖いから耳たぶがいい。」そう言って私は髪を耳にかける。
バチンッ

大人になって再会した彼女は黒髪でちゃんと社会人をしていた。私が開けた軟骨のピアスホールは塞がっていて、なんだか寂しいような、悔しいような、モヤモヤとした感情が胸につっかかる。塞がりかけた耳たぶのピアスホールを撫でて、遠い青春に想いを馳せる。

7/14/2025, 8:27:06 PM

日が長くなると夏を感じると言う人の多いこと。
午前5時前でも薄暗く紫の雲を揺蕩わせる。ゆるやかに、でも着実に日が短くなっていることに気付くこの季節こそ夏というのだろう。
きっとこのことに気付いているのは私だけなのだと思うと、なんだか朝帰りの罪悪感も愉悦感のような感情に塗り替えられる気がする。

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