たまごサンド食いたい

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8/4/2025, 6:39:18 AM

日差しのきつい夏の日のこと
作りものみたいな群青の空が眩しい
濃い青の奥には沢山の星々が輝いている
見えないくせによく輝いていられるわね

自転車のカゴに乗せたサイダーは気が抜けていて
味気ない私の人生みたい

「髪を下ろした方が好き」って
君は言うから 結わいていた髪ゴムを外す
じとっとした汗に濡れて 1人星を睨む
首に貼り付く髪が鬱陶しい

カゴに乗せたサイダーはいつのまにかビールになって
髪につく君の煙草の匂い


そんな君は知らぬ間にショートカットのお姉さんと結婚していた。


歳下には興味がなかったんだね
下ろしていた髪を結う
子供が嫌がるからと家では吸わない煙草
私の前では吸うんだ
別にいいよ
髪が長い方が貴方の匂いを纏えるから


貴方はいつの間にか大人になって
私はずっと過去の君に縋っている
気の抜けたサイダーが恋しい
だってぬるいビールはまずいから

そんな人生

7/29/2025, 5:03:27 AM

虹だ!駅のホームからビルの向こう側に虹を見つけた。こんなに綺麗な虹なのに、誰も気づいていないでスマホを見ている。私だけが知って、ウキウキと写真を撮る。
こんなに手軽に写真が撮れる時代。素敵な空の移ろいも撮れるのに、誰も気付かない、誰も気にしない。そんな日常の一コマに気がつけたことに、少しの優越感。

7/24/2025, 9:09:33 AM

「美味しくて、体にいいものたくさん食べてほしい」
って思えること。
ジャンクフードでも、オーガニックでも、なくて、スーパーで買った食材をお家でコトコト煮込んだり、ジュージュー炒めたり、そうやって出来たおかずと、炊き立てのご飯にお味噌汁。
普通の、でも一人暮らしにはちょっとハードル高い、そんなご飯。
あの人も食べてるかなあ。一緒に食べたいなあ。

7/21/2025, 1:37:18 PM

七夕。7月7日。織姫と彦星が一年に一度だけ逢えるというその日。本来の七夕は旧暦の7月7日であった。現代の暦に直すと、ちょうどペルセウス座流星群が見頃を迎える時期と重なる。
遥か昔の人は、空に浮かぶ天の川と、それを貫く流れ星を見て、織姫と彦星の話を思いついたのではないか___なんて、考えてしまう。

「一年に一度。星が天の川を貫いている…あの光の橋を誰かが渡っているのかもしれない。一年に一度だけの、男女の逢瀬…この話いけるぞ…」

実際そうだったかなんてわからないけれど。そうだったらいいな。古代の人と時代を超えて通じてる気がして、なんだか嬉しい。

万葉集には七夕を詠んだ歌が百首を超えるという。古代中国の人々も、日本の万葉の歌人たちも、皆、七夕の日には空を見上げ、天の川の向こうの誰かを想っていたのかもしれない。ペルセウス座流星群は、私といにしえの人々を繋いでくれている。きっと、そう。

7/17/2025, 2:09:16 PM

大きな木の根元でギター弾きながらでかい犬と戯れたい。鼻をくすぐる風はきっと心地いいだろうなぁ。

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